真の、市民活動団体の悩みはどこにあるのか。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

島田市の市民活動団体宛てに、市民活動センターから「NEWS LETTER~市民活動センター通信1月号」が届きました。

 

内容は3つ、

 

 ■ 去る11月に実施した「市民活動アンケート」調査結果

 ■ 同時に実施した「活動団体紹介シート」の収集報告

 ■ NPO HELP PAPER 市民活動のヒントの提供「SDGsって何だろう?市民活動との関わりは」

 

今日のしまだ環境ひろばの日記は、市民活動アンケート結果について考えてみたいと思います。活動シートの紹介とSDGsについては次回とします。

 

市民活動の最大の課題は「会員の減少や高齢化・後継難」だったとのこと。

 

<市民活動アンケート結果>

 

しまだ環境ひろばの周りで、昔から切磋琢磨して来た市民活動団体が、次々と姿を消しています。

 

市民活動団体は、自然に育つものか、育てられるものか、筆者が長年市民活動に携わって来た経験から言うと両方だと思う。

 

市民団体同志や、市民活動団体と行政や事業者との連携・協働作業が確実に減っています。

 

「会員減少・高齢化・後継難」が最大の課題に上がっていますが、真の原因は連携・協働の稀薄によるやりがい感の喪失にあるのではないか。

 

総合計画や各種の基本計画には、連携・協働の文字が踊っていますが、具体的な課題について、同じテーブルに着いて議論し企画して、実行・評価・改善と言うよな「真の協働」は殆どなくなった。

 

平成18年頃、市民団体・事業者・行政が一緒になって「島田市マイバック推進協議会」を発足し、全国に先駆けて、「レジ袋の有料化」に漕ぎつけたことがありましたが、こうした達成感・満足感、やりがいを感じる活動が全くなくなってしまいました。

 

市民活動団体の悩みは、今は活動資金ではなく、団体を活性化させてみんなで達成感ややりがいを感じさせる活動をすることなのです。

 

そうすることが、会員の増加につながり、若者の入会による平均年齢の押し下げと、後継者づくりに繋がって行くのではないか。

 

市民団体の役員クラスや行政やその中間組織(市民活動支援センター)は、そこに早く気が付いて対策を打って行くべきだと思います。

 

真の連携・協働を進めることによって、市民活動の楽しさ、やりがい、達成感を感じれば、会員減少・高齢化・後継難は無くなって行くことを固く信じます。