市民活動団体の悩みは、「資金繰り」ではない!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨日(8月12日 木 pm)は、NPO法人 しまだ環境ひろばの活動について、「労福協(R金庫)」さんから取材を受けました。

 

目的は、R金庫さんとして、社会貢献はいろいろやってきているが市民団体活動(NPO)分野は未開拓、今回はNPOを巡回して情報収集し、今後の社会貢献の参考にしたいとのこと。

 

冒頭に、しまだ環境ひろばは、島田市の環境基本計画の策定に関わり、環境5分野(自然・ごみ・エネルギー・食生活・市民環境教育)に活動基盤を定めて、そこで活動している他の市民活動団体や事業者・行政と連携・協働して成果を上げようと考えている団体であることを伝えました。

 

多くの市民活動団体は、ある分野の専門知識や経験を持って、限られた地区で限られた活動をやっています。

 

従って、活動の悩みも違ってきます。。

 

高齢化・後継難・会員不足・資金繰りが、市民活動団体の一般的な悩みですが、しまだ環境ひろばの悩みは、前述の悩みもありますが、地域に存在する他の市民活動団体や事業者や行政と連携・協働して成果を上げることです。

 

環境分野は、問題・課題が山積みです。

 

連携・協働が今一進みません。

 

連携・協働して問題解決のプロジェクト(事業)を立ち上げれば、当然経営資源(人材・設備・資金等々)が必要で、是非その節の支援をお願いした。

 

席上で、R金庫さんは、既に次のような社会貢献をしていることを知りました。

 

 ■ 静岡県地球温暖化防止活動推進センター・ふじのくに未来財団・静岡県グリーンバンク等への寄付金贈呈

 ■ 「こども食堂」へのクリスマスプレゼントの贈呈

 ■ 静岡市シェアサイクル事業のパルクルステーションの設置

 ■ その他支援事業

 

 ※ 寄付金は、所定の申請ルールにより、市民活動団体にも資金供給されています。

 

市民活動団体の主な収入源は次の通り。(参考)

 

 ■ 会員会費  

 ■ 助成金補助金交付金)会員への経費支払いは殆ど認められていない。

 ■ 委託金(主に行政からの業務委託)

 ■ 寄付金

 ■ 営業収益(NPO法で、条件順守の上で認められている)

 

多くの市民活動団体の経営資源(人材・設備・資金など)は、貧弱で多くの団体が消えようとしています。

 

市民活動団体の今の悩みは、「資金繰り」ではありません。

 

市民活動団体を育成していく秘訣は、連携・協働ではないでしょうか。