静岡県小水力協議会へ参加

NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。


今日 (12月18日 水 PM) は、「静岡県農業用水利施設を活用した小水力等利用推進協議会」 に参加しました。


今日も、出席者は、団体、県・市町、コンサル、メーカー、建設業者など50名を越える盛況ぶりでした。


第一部は、「第二回 ワーキング」、第二部は、「小水力セミナー」 でした。


協議会は、現在2つのプロジェクトと、並行して候補地探索プロジェクトが推進されています。


 ◆ SPC (特別会社) 設立検討プロジェクト
 ◆ マイクロ水力発電を活用した地域づくりの検討プロジェクト


両方に係る
 ◆ 候補地探索プロジェクト


しまだ環境ひろばは、市民活動団体として、主に ”マイクロ小水力発電を使った地域づくり” に関心があって参加しています。


再生可能エネルギーの小水力発電が注目されて以来、河川法や、水利権などが次々に緩和され始めています。


今日も、既許可水利権を利用した従属発電のための水利使用について、河川管理者の許可に代えて、登録を受ければ足りるという、「従属発電に関する登録制度」 が創設されたとの説明がありました。


また平成26年度の各省の支援制度 (助成金 の説明がありました。 環境省経済産業省などからかなり充実した支援事業や基金が用意されています。


さて、席上で、SPC (特別売電会社) 設立プロジェクトより、今年12月末から、参加メンバー募集を始めたい、との説明がありました。


かなり時間がかかったが、いよいよ始まったか、の感があります。


セミナーでは、 「小水力発電の始まり」 と題して、 千矢博道 氏の講演がありました。


出力 ピコ水力発電 (1KW以下) の導入事例は全国で、平成に入ってからでも50事例もあるという。


千矢先生は、昭和25年 (1950年) 位からこれの設置に関わってきたという。


残念ながら、今日も、「マイクロ小水力発電を使った地域づくり」 についての言及はなく、進展はしていないようです。


100KW級の小水力発電は採算に合わないことが、各市町が手を挙げない理由になっていると思いますが、採算度外視の ”防災公園の緊急電源確保 (市民の携帯電話緊急充電・電気自動車の充電・公園内の街灯の点灯など)”  をやろうとする市町が現れても良いのだが。


未だ手を挙げる市町がないのは、非常に残念だ。