今年も若竹の季節がやってきました

NPO法人 しまだ環境ひろば 「森づくり担当」 と 「事務局」 です。


いつの間にか、漂っていた若葉の匂いも消え、新緑いっぱいの今日この頃です。


雑木林の新緑は本当に気持ちが良く美しい。


しかし、その雑木林が本当に減ってきてしまいました。


島田市の、国道1号線や、はなみずき通り沿いの山すそは、放置された孟宗竹一色になってしまい昔の面影は全くありません。


今年も、竹の子狩りの季節が終わり、若竹がにょきにょき出てきました。


これが、手に負えない頑丈な竹に一年で成長していきます。


一昔前は、雑木林であったり、茶畑であったり、果樹園であったり、人の手が入り景観も保たれていましたが、農家の高齢化と人手不足により手が入らなくなった里山に、孟宗竹が侵入しすっかり荒廃した竹薮に変わってしまいました。


しまだ環境ひろばでは、孟宗竹の拡大を防ごうと、数年前に立ち上がりましたが、竹の生命力の強さに追いつかず、どうにもなりません。


また、地主に代わって、しぶとい竹を皆伐しても、その後の維持管理の仕組みができていないので、直ぐ元の竹薮に戻ってしまいます。


行政と、地主と、地元自治会、市民団体(ボランティア)が、一緒になって (地元自衛隊) 皆伐し、その後の維持管理までの仕組みを作って、面の拡大を図るしか方法がありません。


以前は認められていなかった、県の森税の対象にもなってきたようです。


仕組みを作って、作業者に、多少のアルバイト料を払ってでも、地元自衛隊を立ち上げないとどうにもならない。


市民環境団体の手に負える段階はとうに過ぎています。


写真は、荒廃竹林です。