竹林整備は、やりっぱなしはダメ

しまだ環境ひろば 「水とみどり分科会」 です。

「しまだ環境ひろば」 では、里山保全活動の一環として、荒廃している孟宗竹(もうそうだけ)の竹林整備をやっています。


昔は、農家の裏山にあって、竹の子を取ったり、農具(熊手・ほうき・はしごなど)の材料に使ったり、しっかり管理されてきました。

しかし、農家の高齢化や、安い金属の道具の出現で、裏山の竹林機能を失い、すっかり荒れてしまい、どんどんと根が伸びて行き、茶畑・果樹園・雑木林を食い荒らし、今や山の頂上まで行き着き、山全体を覆ってしまうまでになっています。


今日も、当会がヤット、間伐・皆伐した竹林を覗くと、もう竹の子がいっぱいです。

このまま放置すると、あと2ヶ月位で、竹薮状態になってしまい、一年立つと元の荒廃竹林に戻ってしまいます。


従い、間伐・皆伐のあとは、確実に3年くらい、
計画的な若竹狩り” が必要なのです。


竹林整備は、間伐・皆伐したあと、その土地をどう使っていくのか、若竹狩りと、利用計画が重要なのです。


竹林整備をしっかりやっている、香川県とか、鹿児島県、京都府などは、助成策もしっかりしていますが、跡地の管理の仕組みをしっかりとつくり、利用計画と実行を義務付けています。

竹林整備はやりっぱなしは許されません。