谷川の清流が活かされていない。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


猛暑がやってきて、各地の海水浴場や、河川の清流地域は、親子連れで賑わっています。


島田市は、大井川という恵まれた資産をもっていますが、最近は泳いでいる人を見たことがありません。


川の殆どは砂漠化しており、河原砂漠の中を流れる1〜2本の川は、少ないながらも水が集まって急流 (本流) となっていてとても泳げません。


昔は、大井川の中を何本かの流れが、浅く支流化し、子供でも泳げたものです。


また、プールのない時代でしたので、大井川の中に大きなプールのような深ん淵 (伏流水) を大人が作ってくれ、子供たちは良く泳いだものです。


島田市内には、網の目のごとく用水が流れていますが、水はダム〜ダムへトンネルの中を流れて、島田市内へ注いでいますので、水の色は常に ”緑化 (笹にごり) ” していて、見た目が悪くとても泳ぐ気がしません。


昔は、用水の水もきれいで、子供も大人もみんな泳いだものです。


島田市には、大井川の支流が何本も流れています。


■ 家山川・笹間川・身成川・大代川・湯日川・伊久美川・相賀川・伊太谷川・大津谷川・東光寺谷川などなど。


島田市では、27ヶ所の中小河川の水質を3ヶ月に一回調査し、公表しています。


代表的な水質指標である、BOD値で見てみると、支流の殆どは、0.5mg/ℓ で、良好な水質となっています。


島田駅から、車で10分の、静居寺谷川は、水量は少ないが切れたことはなく静居寺より上は、本当に清流ですよ。


     <詳しくは、島田市環境報告書 を参照ください>


生活用水化していない、谷川の上流の水はきれいで、海水浴場よりもきれいだと思いますが、あまり泳いでいるところを見たことがありません。


宣伝不足でしょうか? 環境整備不足でしょうか? 


これだけ清流の多い島田市の谷川が、観光に有効に利用されていませんので、考える必要があると思います。