大井川用水を学ぶ視察会に参加
NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
今日 (2月23日 金 AM・PM) は、大井川の流域の清流を守る研究協議会 主催 「大井川用水を学ぶ視察会」 に参加しました。
大井川の左岸 (旧島田市街側) の水利施設は何回も見学しているのですが、今回は右岸 (金谷・菊川側) の見学場所が多く織り込まれていたので参加しました。
参加したのは、島田市や周辺の市町の一般市民 30名と事務局 4名でした。
今回の視察会は盛り沢山でした。
■ 相賀浄水場 ■ 川口発電所 ■ 神座分水工 ■ 大井川水路橋 ■ 松島分水工
■ 菊川頭首工 ■ 七曲調整池 ■ 栃山頭首工
各施設共、施設の管理を担当している部署の担当者が説明員として用意されており実に分かりやすかった。
地元 行政の主催だけに充実した企画でした。
<今日の主な収穫>
昔、右岸は水が少なく、降雨頼みの、「溜池」 が沢山あり、今でも菊川 95ヵ所 掛川 228ヵ所もあるとは知らなかった。
ちなみに、静岡県全体では700ヵ所余だそうで、全体の50%弱の溜池が菊川・掛川に集まっていることになる。
大井川の本流は、山の中のトンネル内を流れている。
今、大井川に流れている水は、支流から集まった水だ。
山の中を流れてきた水は、ダムにより濁り、使い終わって平地の用水路に流れても濁りは変わらない。
バスの添乗員が、月にロケットが飛ぶ時代に、濁り水をきれいに出来ないのは情けない、と嘆いていたのが印象的でした。
島田市の中心にある、「大井神社」 の境内を流れている 「宮川」 の水もいつも濁り、新鮮な神社に相応しくない。
神社に入る前の数百メートルの手前で、濁り水をろ過出来ないものかと、いつも思う。
分水工や頭首工には、物凄い水量の水が流れている。
小水力発電に向いているが、なかなか遅々として進まない。
何とかならないものか。
今日のような企画は、もう数十年続いている。
市民に、大井川の重要性や貴重な水をPRし、学習させることはこれからも必要ですが、用水や豊富な地下水の有効利用による、流域の発展が大事で、これの方向性と実行が必要な時期が来ていることは間違いない。
頑張って行こう。