新しい ”協働” 

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


島田市には、市民活動団体が、300余あるらしい。


代表が一人の団体もかなりあるとのこと。


市民活動団体を大別すると、


A 自治会 (町内会) → 行政と町内をつなぐ双方向の情報の伝達機能

B 地域コミュニティ委員会 → 町内・地域内親睦・イベントやお祭り企画・開催

C NPO法人 → 広域且つ専門分野の市民活動を主導的に進める団体

D 任意市民活動団体 → 同上 但し法的制約がない団体 


       A・B = 町内活動 (縦糸)      C・D = 広域活動 (横糸)


残念ながら、A・B と、C・D の交流は全くない。 CとDの交流も全くない。


行政を介した、イベントやお祭りで、一緒に参加することはあるが、基本的に横の連携は全くなくバラバラである。


最近は、行政が仲介した、情報交換会や意見交換会もない。


静岡新聞に載る、島田市の市民活動関連の記事は、他の市町村より多い、と評価されていますが、各団体の単独活動が大半で、肝心の ”連携” がない。


地方創生が叫ばれる中、どこの市町村も財政が厳しく、なかなかやりたいこともできない。


市民の連携、市民の協力、市民の活用ができていないからだ。


残念ながら、これができているのは、合併を拒んで自立している村や、財政破綻した自治体くらいで、こういう自治体は、”市民の活用” をせざるを得ないのである。


こういう自治体は、コンサルを使って企画書をつくるお金がない。 民間を使って道を補修するお金がない。


市民と協働して企画書を作ったり、市民に道具と資材を与えて道を作ったり、行政と市民の ”新しい協働” の形が自然と出来上がってきたのである。


どこの市長村もその時代がきているのに、気が付いている自治体は少ない。