市民団体と自治会(町内会)との連携・協働

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

しまだ環境ひろばは、市内の環境問題を横断的に捉えて、その解決に取り組む目的で結成された市民活動団体です。

 

しかし、活動が広く浅くなりがちで、地域住民への浸透力は非常に弱い。

 

そこに行くと、自治会(町内会)は、その地区の住民への浸透力は非常に強い反面、環境とか福祉とか専門知識を持って拡大していく力は弱い。

 

従って、いつも市民団体と自治会が連携・協働すれば物凄い力になると思っていますが、その兆候はありません。

 

一般的にはむしろ、仲が悪いと言った方が良い。

 

筆者は、それを期待して地元の自治会の3役入りをして4年目、先ずはごみの減量問題を取り上げて浸透を図ろうと思っていますが、これが中々うまく行きません。

 

市民団体と自治会が連携・協働して課題を解決したという成功事例を聞いたことがありません。

 

恐らく成功事例は非常に少ないのではないか。

 

市民団体というと、良くテレビの報道番組で、国や自治体へ抗議し抵抗するイメージが強い。

 

一方自治会の一番の仕事は、自治体(行政)の情報の伝達機能であり、次に行政の各種施策への参加機能である。

 

従って、なかなか連携・協働の下地がない。

 

筆者は現在、市民団体の代表(事務局兼務)と、自治会の3役に同時に従事していますが、それぞれの活動に全く違和感はなく、今でも双方が連携・協働すれば凄い活力が生まれるのではないか、と信じて疑いません。

 

市民団体は、専門知識を持った横断的組織(横糸)自治会(町内会)は、限定された地域で住民の絆づくりのための縦断的組織(縦糸)である。

 

横糸と縦糸が絡めば丈夫な布になるがごとく、非常に多くの問題が解決してゆくのではないか。

 

小さな問題からスタートをかけて是非一度、成功事例をつくりあげたいものだ。

 

少なくとも、しまだ環境ひろばは、抵抗集団ではなく、建設的に問題の解決を望む健全集団です。

 

過日、市役所の所轄部長に本件の提案をしたが、2ケ月経っても何の音沙汰もない。

 

どうしたものだろうか。

 

市民団体への誤解があるのだろうか。