コロナ禍、国民一人ひとりが賢い選択を!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

新型コロナウイルス感染拡大が止まりません。

 

日本の新規感染者の数も、重症患者や死者数アメリカやブラジルや南アフリカなどと比べれば桁違いに少ない。

 

これは、検査数の数が圧倒的に少ない所以だと主張する科学者がいる。

 

飛躍的に検査数を増やすべきだ、いや医療崩壊を起こさないために検査数は抑えて行くべきだなどの反対意見もある。

 

感染拡大防止と経済の再生は同時にやるべきではない、いや経済を崩壊させないように両立策を打つべきだ。

 

テレビの報道番組では、放送局ごと専門家がバラバラの意見をコメントし、放送局側も不安感を煽り、国民はどれを信用したら良いかわからない。

 

国と自治体は、どうやら落としどころは決めつつ、役割分担をしている中で、感染拡大防止策と経済再生は両立の方向で対策を講じていますが、バラバラ感が否めません。

 

漸くここまで来て、少し落ち着いて来た感はありますが、専門家(科学者)や国や自治体の発言にはまだ隔たりが多い。

 

新型コロナウイルスという未知な敵に対して、知見は日々更新されていく。

 

こうしたことに、非常に分かり易く解説している、去る8月3日 日経新聞朝刊12頁 経済教室 東京理科大 「よこやま ひろみ博士」「専門家も発信力を鍛えよ」を興味深く読まさせて頂いた。

 

博士は、科学者の社会的責任について3つに纏められています。

 

 ■ 研究不正のない責任ある研究の実施

 ■ 危険なものを作り出さないという責任

 ■ 社会の求めに応じてわかりやすい説明をする応答責任

 

危機時に重要なのは、専門家は先ずは正確に分析し予測をする能力だろう。

 

専門家の中には、目立ちたがり屋がおり、目立つためには手段を選ばない専門家もいると指摘。

 

一人で自説を振りまいている専門家には注意しよう!

 

専門家もまた人である。専門家を信頼できる人物に育てることが必要で、これは社会全体の責任であり、それがまた社会全体の利益に繋がっていくと結んでいます。

 

結局のところ、受け手である国民が、賢く情報を取捨選択する必要があると強調しています。

 

行きつくところは、やはり国民一人ひとりがしっかり判断する能力を持つことだ。