エネルギー基本計画

NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー 担当」 です。


東日本大震災以来、日本のエネルギーのあり方については、さまざまの意見があります。


去る4月、日本のエネルギー政策の方向性を決める 「エネルギー基本計画」 が閣議決定され、これが政府の考え方になっています。


これによると、各電源を3つに分類しています。


■ ベースロード電源 (昼夜を問わず安定的に発電できるもの) 地熱・水力・原子力・石炭など


■ ミドル電源 (電力需要の動向に対応して出力を調整できるもの) 天然ガス


■ ピーク電源 (電力需要の動向に応じて出力を調整できるがコストが高いもの) 石油・揚水力発電


この3つの  ”電源ベストミックス”  が、基本計画の柱である。


原子力は、「重要なベースロード電源」 と位置付けて、安全性第一で再稼働を容認しつつ、「依存度を可能な限り低減させる」 としました。


再生可能エネルギーについては、供給の安定性やコスト面で課題はあるが、温暖化ガスを排出せず、国内で創出できることから、有望かつ多様で、重要な低炭素の国産エネルギー源」 と位置付けています。


そうして、再生可能エネルギー電源比率を、2020年に13.5%、2030年に20%と書きました。



とにかく、可及的速やかに、再生可能エネルギーを増やして、原子力発電への依存度を低減させることは国民のコンセンサスであり、スピードを上げなければならない。


しまだ環境ひろばでは、「静岡県農業施設を活用した小水力等利用推進協議会」 の正会員になったり、「島田市ゆめ・みらい百人会議」 で、 ”島田市で小水力発電を自前で創出しよう” をテーマにして活動しています。


島田市では、総合計画・後期実行計画や、第二次環境基本計画で、 「市内の豊富な水資源を活用した小水力発電の導入を検討します」 と書かれています。


具体的導入検討会のスタートを切望したい。