用水路用 「小水力発電機」 稼働状況視察会

NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー 担当」 です。


今日 (9月18日 木) は、静岡中部金属開発協同組合 主催 「水力発電装置 (wSJ型) 稼働状況の視察会」 に参加しました。


静岡中部金属開発協同組合さんは、段差(落差)が、0m〜80m級までの小水力発電機を開発しており、今回の視察会は、0.1〜1.0mまでのWSJ型の実証実験でした。


場所は、島田市坂本548の2 (バロー物流センター 南の用水路) です。


今日の実証実験の現場条件 : 説明員の話

◆ 目的 : 実証実験

◆ 段差 : 0.6m  ◆ 流量 : 2t/s  ◆ 流速 : 4m  ◆ 発電量 : 6KW

◆ 仕様     

 (1) 加速水路を挿入
 (2) 自動ゴミ排出装置を装備  通常はオプション
 (3) 水路脇の空き地にパワコン設置
 (4) 常時遠隔監視システムなど


説明員の話では、発電量は、概ね設計値に達しており、事業主(顧客)が決まり、顧客に承認されれば納入を開始したいとのこと。


流石、金属組合さんの作品だけに、がっちりと大きく、びくともしないが、売電を目的にしており、これくらいの頑丈さは必要なのだろう。


すぐ横には、バローの物流センターがあり、負荷側としては申し分ない消費者がいる。


大災害発生の緊急時には、緊急電源に切り替える契約を、島田市役所と締結すれば、バローは ”環境にやさしい企業” のPRができ、島田市役所は、緊急電源の確保ができるという一石二鳥策が実現する。


しまだ環境ひろばでは、一般市民や児童たちの環境意識の高揚のため、是非教材に使わさせて頂きたい。


是非成功してもらいたいものだ。


さて、しまだ環境ひろばでは、市内の緊急避難場所の隣接地に、緊急電源の確保を目的に、先ずはモデルケースづくりを目指していますが、もう少しコンパクトな装置を想定しています。


今回の実証実験と、もう少しコンパクトな市民目線に近いモデルケースが両方できれば最善である。


頑張ろう。