NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
お正月休みが終わって、一週間が過ぎました。 来週から、本格的にいろいろなことが始動します。
さて、最近の世界情勢や、日本を取り巻く環境を見ても、将来飛躍的な経済発展は望めそうもない。
そういう中で、日本は高齢化や人口減少が予測されていますが、多くの国民は、社会福祉の向上を望み、増税も受け入れていません。
お父さんの給料は減ってるのに、個人は、借金をして美味しいものを食べ、美しい着物を着て、遊行を楽しむ一方で、サービスは行政に依存し、自助・共助の努力もしようともしない。
こんなことが、長続きするわけがないことは分かっていながら、政治も、個人も先送りし、ほっかむりを決め込んでいます。
先ずは、自助 (自主・自立) 努力が基本だ。勿論それを努力してもできない人や理由のある人には、セフティネットがあることは極めて重要である。
”市民でできることは、市民でやる” ”市民たちでできることは、市民たちでやる”
そのためには、企画段階から、市民 (事業者) 行政が同じテーブルに着いて、検討・実行していく協働が必要である。
例えば、 「生ごみの80%は、水分だという」
この状態の生ごみを、燃料を使って焼却炉で焼いているわけですが、いくらでもお金のある時代はとうに過ぎているにも関わらず、市民は便利ですから、行政サービスに頼り切っています。
市民が本当に自助努力をして協力すれば、状況は大きく変わってきます。
■ くだものや、野菜の皮に水が着いてしまったら、拭くか振るって、水を落とす。 → かなりの水分は落ちる。
■ 少なくとも、流し (シンク) に、果物の皮や、調理カスを落とさない。 → ビチャビチャ状態になる。
■ 冬の期間は、天日干しをして乾かす。 → 半日干せばカラカラになる。
■ 使い終わった 「お茶っぱ」 は、手で握って水を切る。できれば乾かす。
市民の多くが、これだけやるだけでも、水分は相当量減り、ごみの重量は減少し、燃料費の節約に直結し、そのお金をもっと重要な分野に転用できる。 (実証実験を計画中 )
ところが、現状は、燃えるごみ袋に入っている生ごみは、ビチャビチャの状態です。
このような例は、福祉問題、ごみ問題、防災問題などなど、日常茶飯事、ものすごくたくさんあり、自助・共助を忘れて、誰かがやってくれる、行政がやってくれる (公助) と、頼り切っているのが現状です。
早くこの状態から抜け出し、自助・共助の力を発揮することが必要です。
先の、市民環境意識調査では、島田市民は、環境意識は高く、決められたことは実行する大変真面目な市民である結果が出ています。
何とかしたい。