「海の日」 にちなんで、灯台の話

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


今日 (7月20日 月) は、「海の日」 です。


平成7年 「国民の祝日に関する法律」 (祝日法) が改正され、平成8年から、7月20日の 「海の日」 は「海の恩恵に感謝し、海洋国家の繁栄を祝う」 趣旨により祝日となりました。


今日 (7月20日) 日経新聞 朝刊 最終頁 (32頁) 文化欄の 不動まゆうさんの 「突然、その光は海から飛んできた。・・・・その光の正体が海の真ん中に立つ灯台、…・私は灯台を追い続けている。」 海の安全を守り続けている灯台の投稿を拝読し、興味深く読みました。


現在日本には5000ヵ所以上の灯台があるという。


灯台守のくらしは、木下恵介監督の 「喜びも悲しみも行く歳月」 の通りだが、2006年を最後に住み込み灯台はなくなったとのこと。


光を遠くまで届かせるためにレンズが不可欠であるが、最近は電球が 「発光ダイオード (LED)」 に変わり、大きなレンズがどんどん撤去されているという。


ここにも ”省エネ” が浸透し始めています。


先週の金曜日 (7月17日) 「清水 (三保) 灯台」 の話を聞く機会に恵まれた。


三保の松原は、世界文化遺産となり、「三保灯台」 にも足を伸ばす観光客が増えているという。


三保灯台は、明治45年 (1912年) 3月1日に点灯された日本初の鉄筋コンクリート灯台で、国内最小の有人灯台であったが、平成6年 (1994年) 無人されたという。


八角形の白亜の外観や羽衣伝説の天女をかたどった風見鶏が、三保の松原の景観に欠かせないシンボルとして親しまれているという。


この 「天女の風見鶏」 は、最後の灯台守として当時勤務されていた 「石井源助 氏」 のお嬢様がデザインされたものだという。


三保灯台の光は、対岸の伊豆半島の戸田港まで届いて位置を知らせているという。


今日 海の日に、海の安全を守っている灯台の話題に接し、「灯台もと暗し、どれも同じに見える灯台にも、それぞれのドラマが詰まっている。」 と、記事を結ばれた、不動まゆうの言葉を胸に刻んで、これから灯台を見学する時には、そんな思いを頭に描きながら観察しようと思います。