来る7月からレジ袋の有料化開始、島田市の食品スーパーではもう10年前から!
NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
環境省が、スーパーやコンビニのレジ袋の有料化を義務付けることを、昨年10月に決めてから既に8ヶ月が過ぎました。
いよいよ7月1日から有料化が開始されます。
レジ袋は、国内で廃棄される使い捨てプラスチック製品の一部に過ぎないが、国内で消費される量は年間で450億枚と推定され、海に流れ、魚介類を介して人体に戻って来る厄介なものです。
既に多くの食品スーパーは、有料化を実施済みですが、残された食品スーパーと、ホームセンターやコンビニが対象になります。
なぜホームセンターやコンビニが遅れたかというと、マイバックを持参する習慣が無いことと、業者ごとの足並みが揃わなかったためです。
自分の店だけが実施しても、他の店がこれまで同様に無償で提供すれば、お客様を取られてしまうと言う。
もう10年以上前、島田市では、全国に先駆けて、行政と「しまだ環境ひろば」を主体とした市民活動団体が協働して、食品スーパーを口説いて、有料化に踏み切り今日に至っています。
その頃、島田市の食品スーパーは、B社さんが8店舗を構え、市内の殆どを網羅していましたので、B社さんさえOKすれば実施できるという好条件にありました。
B社のO社長の英断で決まり、マイバック持参率90%を超える好成績でした。
しまだ環境ひろばでは、マイバック持参率を上げるため、「ふろしき講座」や「マイバックづくり教室」などを精力的に開催し、市民にマイバック持参を強力に働きかけました。
B社さんの決断と、行政と、市民活動団体の連携・協働がもたらした、快挙でありました。
その後B社さんは、他の業者に経営権を引き継ぎましたが、そのお店の大部分は、「レジ袋の有料化」を引き継いで今日に至っています。
この時、ホームセンターとコンビニは全く乗ってきませんでした。
漸く、重い腰を今回上げたことになります。
外敵や、国が決めないと動かない!
今回、10年にして漸く一斉に動き出します。
10年前の市民活動を素直に喜び合いたい。