せめて、雑紙くらい分別回収するべきだ。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「ごみ 担当」 と 「事務局」 です。


しまだ環境ひろばでは、平成15年8月設立以来もう15年も、ごみの減量化と資源化に取り組んできました。


具体的には、


 ■ 食品スーパーのレジ袋廃止 (有料化) を事業者に訴え、市内食品スーパーの多くは、基本的にレジ袋のレジ配布はなくなりました。


   ◆ その手段として、市民環境塾 「マイバックづくり講座」 や、「ふろしき利用講座」 を開催してきました。


 ■ 生ごみの分別による堆肥化に取り組んできました。


   ◆ 市内で活動する市民団体と協働して、「生ごみ堆肥化先進都市の視察」 や 「生ごみ堆肥化勉強会」 や 「生ごみ堆肥化実験」 などなどに取組み、実戦市民を増やして来ました。


全国でも、食品スーパーのレジ袋配布はなくなってきましたが、ホームセンターやコンビニには全く普及していません。


しかし漸く政府の肝いりで、近々レジ袋の有料化が開始されそうです。


有料化されれば、マイバックの持参が増え、結果的にレジのレジ袋配布は急減することでしょう。


島田市では、溶融炉の採用以来、一人当たりのごみ排出量は、” 高止まり ” しています。


何でも、「燃えるごみ袋」 に入れれば、市が無料で回収してくれることに甘んじて人口減の中でも、ごみの排出量は ” 高止まり ” しています。


燃えるごみの組成率は、明確には分かりませんが、生ごみ 40% ・ 紙 布類 30% ・ プラ・ビニ 30% その他10% くらいでしょうか。


物凄い勢いで、プラ・ビニールが体積換算で増えています。


海洋を漂うマイクロプラスチックの弊害が大問題となっています。


溶融炉で、分別なしに楽をしている市民に、元の分別に回帰させることは至難の業でしょう。


しかし、せめて、” 雑紙 ” くらいは、分別をさせるべきでしょう。

              <雑紙 分別回収・資源化の方法>


  ◆ 雑紙専用分別袋を全戸に配る。

  ◆ その中に不要な袋をもう一枚入れて、その中に雑紙を入れるクセをつける。

  ◆ ごみ箱に、紙を丸めてポイ捨てするクセを無くし、平たくして雑紙専用分別袋に入れるクセをつける。

  ◆ いつでもだれでも自由に排出できる、ボックスを自治会・学校などで用意し集団回収する。

  ◆ 新聞紙・雑誌・ダンボールの回収ボックスもその横に併設する。

  ◆ 回収は、資源回収企業とタイアップして、自治会や学校の手間はかからないようにする。

  ◆ ごみ回収ボックスの置き場所は、何とか町内で最低1ヶ所見つけて設置する。

  ◆ 紙類は、資源化 (相場で売る) する。


これらを、市の統一施策として実行すれば、自治会や学校への活動資金としての還元はもとより市も潤うことになる。


既に実施している町内会も多数あるが、市全域でこれを行う。


溶融炉を採用している島田市でも、せめて、雑紙くらいは、分別回収しなければならない。