家庭ごみ(燃えるごみ)の実態

NPO法人 しまだ環境ひろば 「ごみ 担当」 と 「事務局」 です。


この2年間、島田市ゆめ・みらい百人会議」 や、 「島田市のごみの更なる減量化推進合同検討会」 などへ参加しながら、自分の家庭のごみの処理を努めて自分でやってきました。


  ◆ 生ごみを、「腐葉土式CBコンポ方式」 という方法で、自家堆肥化をやってきました。

  ◆ 雑紙を分別して、月二回、所定の場所に排出しています。

  ◆ その他のごみ (プラスチック・ビニール・剪定枝・草など) は、週二回の市のごみ収集車に依存しています。


それまでは、主婦にまかせっきりでしたごみの処理を、実際にやって見ると、いろいろなことが判明しました。


  (1) 家庭ごみの、生ごみに占める、「食べ残し」 は少ない。

  (2) 生ごみの大半は、「調理くず」 で、野菜や果物の表面・皮・芯などですが、含有している水分に加えて、調理中に付着する表面水分が多い。

  (3) 雑紙の分別は、箱類のつぶしや折りたたみが面倒ですが、分別袋を用意すれば、資料・封筒・紙袋などは容易に分別が可能です。

  (4) 重量は少ないが、最も体積 (風袋) が多いのが、ラスチック・ビニール・スチロール・セロハンなどの包装である。

  (5) バカにならない量が、「剪定枝」 と 「草」 であり、庭を持っている家庭から出る量は多い。


これまで、市も、環境市民団体も、家庭ごみの減量化に懸命に取り組んできましたが、一向に減りません。


その理由は、


  (1) ごみの組成率を、重量比で見て来たからで、体積比で見たら、対応のプライオリティーが変わって来る。


  (2) ごみの種類別に、減量策を、抜本的・根本的に打っていないことです。


島田市がとるべきごみの減量化対策は、次の6つです。


■ 生ごみの自家処理法 「キエーロ」 など、種々の方式の徹底普及 


■ 量の多い調理くずは、水分飛ばし。


■ 体積比で見たら、一番の問題は、「物の包装」 に使われている厚紙・プラスチック・ビニール・スチロールなどで、分別すれば直ぐ、リサイクル可能です。


■ 雑紙は、分別専用袋を用意すれば容易に分別ができる。


■ 剪定枝は、分別して、市の選定枝処理装置(田代環境プラザ) に投入するか、「製紙会社」 の燃料に使ってもらいましょう。


■ 草は、庭を持っている家庭から排出される訳ですから、「草の堆肥化方式」 をしっかりと指導して、庭の片隅で処理させましょう。


年間13億円の、ごみ処理経費を減らすには、� 以上の6項目の義務化と、� 市民の選択 (無料か有料か) と、� 溶融炉の抜本的効率化の実行をするしかない。


人口減少が顕著になってきました。 無駄な経費の削減は急務です。