市民活動に対する助成金のあり方

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


あらゆる団体が、年度末決算と、新年度計画立案の時期を迎えています。


補助金助成金事業の、終了報告の時期でもあります。


市民団体対象の助成金は、対象費目が厳しく限定されています。


団体の会員の労務に関する費用 (出動費・交通費・昼飯代・飲料費など) は、一切対象外です。


市民活動団体会員は、ボランティアが当たり前ということでしょうか。


講師の講師代、交通費、昼食代は対象になります。


日常の活動費の多くは非対象で、助成費の多くは、イベント (体験会・学習会・交流会・お祭りなど) 開催のためです。


例えば、「里山の再生体験イベント」 を開催するためには、常日頃からその里山の整備が継続して行われていなければ一般市民を呼ぶことはできません。


荒廃した里山に、一般市民を呼び込んで里山仕事を一日やってもらっても、大した学習もできず、成果も上がりません。


その上に危険極まりない。


里山の再生は、日頃の活動が大事であって、日頃の活動に助成して、一般市民の学習や体験会の開催を義務づけた方が良いと思う。


しまだ環境ひろばは、会員の昼食代も飲み物も全て自分持ちです。


親睦会費も全て自分持ちです。


助成金がこれに使われることは全くありません。


日頃の活動に助成金が出れば、その資金は活動費に回り、一般市民対象のイベントの開催費用にも向けれれます。


飲み食い費に使うことは全くありません。


もう少し、性善説で市民団体を見て、日頃の活動に陽を充てるべきといつも思う。