NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
法人と言っても何ら任意団体と変わらず、基本は市民ボランティア団体です。
そんな団体でも、活動するには、「活動資金 = 経費」 が必要です。
基本的に主たる収入源の助成金や交付金は、殆どが申請した費目の紐付きで、会員の出動費や昼飯代までは一切認めていません。
会員は、出動費や昼飯代は自分持ちで我慢していますが、経費 (交通費・燃料費・保険代・事務費・その他消耗品費などなど) までは誰も負担しません。
従って、何かで稼がなければ、掛かった経費の支払いができません。
以前は、市民団体が斡旋・販売などで収入を得ることは認められていませんでしたが、最近はNPO法でも、しかるべき手続きをして資格を取得すれば、営業行為を認めるまで法改正もされています。
そうしなければ、市民団体は長続きしないことが理解されて今日に至っていますが、資格を得るための手続きが非常に面倒で、多くの市民団体はその配慮を享受していません。
多くの市民団体は、必要な少額の経費を、活動をしながら細々稼いでいるのが実態で、役員や事務局が苦労して、掛かった経費を支払っています。
多くの会員は、役員や事務局の苦労を知りません。
お金はどこからか降ってくると思っているのでしょうか。
耕作放棄地を再生して、農作物を栽培し、それを会員や知人に市価の半値くらいで斡旋し、その中から交通費や、燃料費や、事務費などを支払っているのです。
そういう中で、「そんなに頑張らなくても」 という声が会員の一部から洩れてきますが、会の目的やそれを達成するための活動費がどこから出てきているのか、考えたこともない人が、のんきな事を言っています。
そういう意見を言う人ほど、役員や事務局をやりたがらない。
いくつかの団体に関与していますが、どこの団体にもそういう人がいます。
本当に困ったことです。