NPO法人 しまだ環境ひろば 「ごみ 担当」 と 「事務局」 です。
一昨日 (4月16日)、「雑紙も資源です!」 の市のチラシが隣り組回覧された。
市も、雑紙の分別収集に一生懸命になっています。
「第一次島田市ゆめ・みらい百人会議」 の環境部会では、「ごみの更なる減量化推進合同検討会」を庁内に設置して、生ごみと雑紙の分別の推進について提言しました。
島田市は、面倒な分別をしないでも何でも燃やせる、「溶融炉」 という近代的な炉を持ち、市民は便利さを享受しています。
「溶融炉」は、何でも燃やせる半面で、コークスや石油を焚いて炉の中を1800度という高温で生ごみなど80%方水分のごみを焼いています。
もし、ごみが、水分80%の生ごみだけになったら、コークスの使用量は計り知れません。
燃えるごみ袋の中に、プラスチックや雑紙が混ざっているから、今のコークス量で収まっているのです。
しかし、雑紙は資源です。
分別すれば資源となり、お金になります。
しかし、分別しすぎると、コークス使用料量が増えるというジレンマがあります。
最近、筆者の家庭では、生ごみと雑紙の徹底的分別をしているのですが、余りのプラスチックの多さで、燃えるごみ袋に入れるごみの量は一向に減りません。
将来、プラスチックの分別もやらなければなりませんが、「溶融炉」を持っている以上、島田市のごみの減量化は、「生ごみの分別」と一緒にやらなければ効果は出ない、ということです。
幸い、生ごみの分別は、生ごみを消してしまう 「キエーロ」 という生ごみ自家処理器が見つかり、島田市も購入価格の半分を補助する助成制度が発効しました。
前述のように、今、家庭ごみに占めるプラスチックの量は並大抵ではありません。
それくらい、食品の包装にプラスチックが使われています。
よって、雑紙は、100%分別しても、燃料のコークスの使用量が増えることはないかもしれません。
そうは言っても、「キエーロ」と「雑紙の分別」を同時並行的にやることが、島田市の成功の秘訣です。
市民にこれを理解させて、「キエーロ」の普及 と 「雑紙」の分別を大いに促進したいものです。