NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
いつも環境問題だけの取組みでは偏りますので、努めて異業種の方々の集まりには参加するようにしています。
「静岡・生活情報交換会」 は、そんな集まりです。
最初は、某企業をリターヤーした有志が、ボケないで生き生きと生活していこう、という目的をもってスタートしたもので、すっかり多種多様な方々の集まりになってきました。
今日 (4月21日 金 AM) のテーマは、「江戸時代の貨幣制度」 でした。
過日の、「日本銀行静岡支店見学会」 に続いての貨幣・紙幣の勉強です。
講師は、日本美術刀剣保存協会 静岡支部長 静岡歴史民俗研究会 委員 駿河海野会 会長 「海野 宏之 氏」 でした。
貨幣の貨は、貝が化けると書く。
貨幣は貝 (子安貝) から始まったという。
紀元前1600年 中国では、「殷」 の時代だという。
それ以降、貨幣の形は、「魚幣」「鍬幣」「鋤幣」「刀幣」などに変わって行ったという。
日本では、飛鳥・奈良時代から貨幣は、中国・韓国から伝来したという。
平安時代には、(宋銭)、室町時代には、(明銭)などが伝来したという。
何と言っても、安土桃山の信長の時代には、楽市楽座や、道路・航路の整備により、貨幣も発展したという。
江戸時代には、貨幣制度が完成したという。
小判一両は、今日の価値に直すと、10万円に該当するという。
10両3人扶持の侍の俸給は = 100万円+60万円 = 160万円だという。
今日は、海野先生が、時代の背景と貨幣の変遷を、実際の貨幣を持ち込んで解説してくれたので良く理解できました。
貨幣は、その時代の経済を読み解く鍵だと言われていますがその通りだと思う。
海野先生、次は刀剣の話を聴かせてくれるそうですが期待しています。