「燃えるごみ」 の削減が急務

NPO法人 しまだ環境ひろば 「ごみ 担当」 と 「事務局」 です。


島田市の、ごみの処理経費は、全額で年間約13億円強、一人当たり、年間13,000円かかっています。


その大半が、燃えるごみの処理にかかっています。


燃えるごみは、市民が排出しており行政の責任ではありません。


島田市では、ごみの組成率 (燃えるごみはどんな種類で構成されているかをKgベースで調査したもの) は公表していませんが、「ごみの更なる減量化推進合同検討会」 で調査の結果次の通り推定しています。


 ■ 雑紙: 30%弱    新聞・段ボールなど資源ごみを除いた紙類

 ■ 生ごみ: 35%    内80%は水分

 ■ プラスチック・ビニール・その他草など: 30% 

 ■ 資源ごみ: 5%


「ごみの更なる減量化推進合同検討会」 では、雑紙の分別と、生ごみの消滅化・堆肥化を結論として提言して平成28年3月末を持って終了し今日に至っていますが、残念ながらその成果はあまり上がっていません。


要するに、市民がその気になりません。


島田市に於ける市民満足度調査結果は「ごみ処理の便利さ」 が毎年ダントツで第一位ですが、これは便利さをお金で買っているに過ぎません。


確かに便利ですが、財政厳しい今日、今のままで良いわけがありません。


プラスチックは、いろいろな事情があるので、分別は最後になります。


1.「雑紙の分別」 は、分別のクセを付ければ完全分別ができます。


2.「生ごみの分別」 は、「キエーロ」 という、「生ごみ処理器」 で、基本に忠実にやれば生ごみが消えてしまう、この方法を思い切って普及させれば大幅な削減ができます。


  ■ 「キエーロ」 の製作費を今より半減し、3年かけて全世帯へ無料配布 (運搬費込み) する。


     年間10,000台配って、70百万円です。 13億円から比べたら安いものです。


     3年間で、全世帯に配り終えます。


  ■ 失敗して断念する市民をなくすため、使い方相談員を設置し、市民の使い勝手の相談に無料で即応する体制を作る。


3.1項と2項が成就した段階でプラスチックの分別に着手する。


ここまでやれば、「燃えるごみ」 の量は、大方なくなる。


並行して、溶融炉の廃止策を考える。 


溶融炉の延命措置に、これから毎年2億円〜3億円余分にかかるという予測がされています。


何とかしなければならない!