自治会や市民活動団体の予算編成

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


自治会や市民環境団体でも、来年度の予算編成たけなわです。


国や県や市でも、来年度予算の年度内成立を目指してスケジュールが進んでいます。


中溝自治会でも、昨日 (3月7日 水 夜) は役員会があり、予算委員会から上程されてきた案の審議を行い、予算案は承認され来る3月16日の組長会へ上程され、「暫定予算」 が決定される見通しです。


中溝自治会の暫定予算とは、本予算は通常総会 (5月15日 火) で決まるので、その間暫定予算で執行し、本予算が決まったら、その間に執行された収支も自動承認されるという仕組みになっています。


健全な自治会なら、年度末に次年度への繰越金が残り、新年度予算表には「前年度繰越金」 がトップに記載されて、「収入の部」 の一部を形成します。


しかしながら、新年度予算表には、「次年度繰越額」 はゼロが通例だそうである。


決算報告書作成時点で始めて、「次年度繰越金」 が出てきます。


その理由は、


 ■ 予算の段階から、次年度繰越額を見込むのは、会員からの会費の徴収額が多すぎるか、活動 (支出) が少ないかのどちらかだという。


従って、各支出項目に、次年度繰越額と思われる部分も配分されています。


予算は、目いっぱい使われても文句の対象ではありませんので、放漫支出になり易い危険を含んでいます。


しまだ環境ひろばは、新年度の予算上も、「次年度繰越額」 を堂々と計上し15年になっています。


最初の頃はとても多くの次年度繰越金を計上するような余裕はありませんでしたが、ここ数年は多額の次年度繰越金を計上できるようになりました。


繰越金は、次年度の運転資金になり、資金繰りをしなくても安心して活動 (支出) ができるようになっています。


次年度繰越額を予算の段階から見込んでも、活動に見合う予算は配分し、各会員は実績を上げています。


予算上で次年度繰越を見込んでも、会員の活動は自然体 (有効な活動には資金配分はする) です。


自治会や市民活動団体の予算は、どの方法が正しいのだろうか。


迷う今日この頃です。