東京オリンピック・パラリンピックのボランティア活動

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


東京オリンピックパラリンピックのボランティアの募集が始まり、支給されるのが一日1千円の交通費のみが問題になっています。


ボランティア (volunteer) とは、自発的無報酬で福祉や災害などの活動に参加する個人を言う。


今年は各地で水害や地震など災害が起き、災害ボランティアの活躍が話題になりました。


災害ボランティアは、現地の対応は一切期待せず、全て自発的・自己完結型応援が基本です。


報酬や接待を期待して出動する人はいません。


世の中には、労働の対価 (報酬) を払わない団体は、存在価値がないと思っている人が大勢いますが、お金には代えられない奉仕があります。


そういう奉仕を自分が受けて始めて気が付くわけですが、典型的な奉仕は災害ボランティアでしょう。


一方、ボランティアと同じような意味合いを持つ、NPO (Non Profit Organizaitions) があります。


しまだ環境ひろば は、NPO法人 (非営利活動団体) です。


基本的に無報酬ですが、経費 (交通費・食事代など) は原則的に支払っています。


経費も出動費も全く支払わない手もありますが、長続きしません。


無報酬で、経費だけ団体から貰う活動を15年も続けていますが、もうすっかり慣れてしまいました。


経費が出れば大満足です。


しかし、やりがいや達成感は絶対必要です。


今、市民団体の活性化が問題になっていますが、報酬の問題ではなく、やりがいや達成感を味合う仕組みが必要なのである。


市民活動団体を司る所が、どうもそれを忘れてしまったのではないだろうか。


オリンピック・パラリンピックのボランティアは、無報酬で良いと思いますが、やりがい・達成感・貢献の喜びは必要であり、それに報いる仕組みが必要と思われます。