憂慮される市民環境活動団体の減少

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今年もあと4日を残すのみとなりました。

 

しまだ環境ひろばは、4月~翌3月末までの年度制を取っていますので、12月は通過点ですが、それでも12月末は、4半期ベースの3/4の反省と、迎える残り3ヶ月の総仕上げを考える重要な時期です。

 

会員の高齢化で確実に活動力は落ちていますが、農園4ヵ所の維持管理や伝統食の手づくり味噌の体験会、環境情報の発信等頑張ってきましたし、もう2~3年は頑張ります。

 

島田市では、環境課題に携わっている市民団体が数年前までは50団体位ありましたが、今ではすっかり減り半分くらいになっているのではないか。

 

数年前までは、入札で落札した市民団体が、「市民環境活動の進行管理調査」を市から委託されていたので全容が把握できましたが、財政難を理由に調査が廃止され、環境団体の実態が殆どわからなくなってしまいました。

 

最近は市民環境活動団体の集いもすっかりなくなり、活動内容も、数も数えようがありません。

 

しまだ環境ひろばの周りで活動していた、K団体・SH団体・B団体・SJ団体・KS団体などなど(英文字はイニシャル)も、次々と解散し姿を消しています。

 

年一回、活動をアッピールできる、島田市くらし・消費・環境展」への出展団体もめっきり減ってきました。

 

一方、島田市ではNPO法人」も20団体程登録されていますが、この10年位招集がかかりません。

 

メンテナンスもやられていないと思う。

 

新しく生まれた団体もあると思いますが、さっぱりわかりません。

 

減少傾向の理由は高齢化もありますが、やはり期待感、やりがい、達成感、満足感等の欠如が一番の理由だと思う。

 

何をやっても、反応もないし、何もなくなりました。

 

福祉や教育分野は、行政を始めとして市民活動団体の周りに、活動を支え、支援する中間団体がたくさんありますが、環境分野にはそれが乏しい。

 

何かやればそれを評価し、相談に乗ったり、励ましたり、表彰したりする仕組みがありますが、市民環境活動にはそれがない。

 

最近、ある環境活動団体の代表者が、「団体の継続が危ない」と窮状を訴えたが、「あっ そー」の一言で、ご苦労様の一言もなかったとガッカリし嘆いていました。

 

こういう仕組みから直さないと、今に全部なくなってしまいそう。

 

しまだ環境ひろばも、若者への継承を訴えていますが、それに相談に乗ってくれる組織はどこにもない。

 

 設立以来15年の活動が途絶えようとしています。

 

誰かが立て直す必要がありますが、年明け早々にしかるべき部署に相談してみたいと思います。