環境市民グループの減少を憂慮

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

しまだ環境ひろばは、嘗て島田市より、「環境基本計画進行管理業務」(途中から環境市民くらぶへ)と、「市民環境塾開催業務」を請け負っていました。

 

 ■ 「環境基本計画進行管理業務」=当年度の島田市の市民(市民グループ)の環境活動計画に対する取組み実績のフォローと報告書を提出する。

 ■ 「市民環境塾開催業務」= 島田市に当年度の市民環境塾開催計画を申請し承認後、実行し実施報告書を提出する。

 

この請負業務を通じて、市の所轄課や市民グループとの関りは濃密で、連携や協働も可能でした。

 

しかし財政難を理由に平成26年度で請負業務は打ち切られ、進行管理業務は自団体の活動フォローのみになり、市民環境教育業務は、「しまだ環境ひろば塾」に衣替えして今日に至っています。

 

この結果、市との関りも、他の市民団体との関りもすっかり稀薄化し、どのグループが

現在どういう状態にあるのかさっぱり分かりません。

 

平成25年度版「島田市環境報告書」には、環境活動を行っている市民団体(事業者含む)44団体(23年度は54団体)が一覧表で紹介され、活動実態も報告されていました。

 

また、島田市にはNPO法人が27団体あり、市のホームページに掲載されていますが、その集まりもありません。

 

嘗ては、市企画課が市民グループの集いを開催してくれましたが、今は全くなくなりました。

 

周りを見るとこの数年の間に、ドンドン無くなっています。

 

島田市では、市民グループ・事業者・行政協働の「くらし・消費・環境展」が一年に一度盛大に開催されてきましたが、市民グループの出展が年々少なくなっています。

 

理由は、高齢化・会員数の減少、後継難が主ですが、本当の理由は別にあります。

 

やはり、市との関り、他グループとの連携・協働、切磋琢磨、やりがい、達成感、満足感ではないだろうか。

 

グループ同士の励まし合いや、競争心も大事ではなかろうか。

 

特別褒めてもらう必要はないが、報奨制度などもあっても良い。

 

最近の市民環境活動団体が減り出し、活動も稀薄化し本当にさみしい限りです。

 

どうしたものでしょうか。