コロナ感染予防対策、市も自治会も市民団体もそれぞれ工夫

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

新型コロナウイルスの第三波の感染拡大を受けて、首都圏1都3県(東京・神奈川・埼玉・千葉)を対象にしての緊急事態宣言に続いて、5府県(大阪府京都府兵庫県・愛知県・栃木県)も発令の要請を決めたようだ。

 

今日現在、静岡県内で2768例目、島田市で50例目の新型コロナウイルス感染患者を数えており、地方にもその恐怖がひしひしと伝わって来ています。

 

島田市でも、主なイベントや行事がことごとく中止になっていますが、島田市特有の「市内一斉川ざらい」の挙行で市は悩んでいるようです。

 

とういうのは、島田市は大井川の水の殆どは発電のためダムから発電所発電所からダムへ流れ、大井川の本流は山中のトンネル内を流れています。

 

発電の役目を終わった水は、川口発電所から分岐され、さらに市内のいくつかの用水路に分水されて市内を網の目のごとく流れ下っています。

 

用水路の水は、ダムの水がそのままトンネルを経由して流れていますのでろ過されず、いつも濁っています。(笹の裏の薄緑色ですので、地元では「笹にごり」と言っています)

 

島田市はまだ下水道の完備がまだ行きついていませんので多くの用水路は、農業用水に使われたり、生活用水が流れ込んだりして、一年に一回は市民総出の「川ざらい」をやらなければならない環境問題を抱えています。

 

昨年4月、第1波 新型コロナウイルス感染拡大で、「市内一斉川ざらい」は中止となり、現在は2年分のヘドロと藻がたまり、川の流れを阻害されたり、不衛生になったり住民からは今年はやってほしいとの要請がたくさん出ています。

 

そんなわけで、市も自治会も迷っているのが現状ですが、外の作業であり、マスクの着用や体調管理などの感染予防策をしっかりやって挙行は已むを得ないのではないか。

 

2年間のアカが溜まっているので、余り無理をしないようにして応急処置はしたいものだ。

 

しまだ環境ひろばの活動も開店休業状態、都合7回の開催を予定した「新春 手づくり味噌の体験会」も、集合体験はやめて、味噌だけは欲しいという市民の要望に応えて、しまだ環境ひろばと会場の園田農園さんの協働による「請負制」に切り替えて実施を決めました。

 

地元自治会(中溝町)も、公会堂の使用を全面自粛中ですが、自治会も種々の団体も新年度の計画策定時期になり、そういう目的の役員会だけは公会堂の使用を認めることに決めました。

 

市も自治会も市民団体も、それぞれ工夫して何とか感染拡大をさせないようにみんなで頑張っています。

 

どうやら新型コロナウイルスは、終息よりも収束の方向(ウィズコロナ)のようです。

 

みんなで協力し合って、第3波を早く乗り切りたいものです。