日経新聞、「エコへの意識をクイズで高めよう」

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨日の日経新聞朝刊 別冊 NIKKEIプラス1の1面に、「エコへの意識をクイズで高める」という記事が掲載され興味深く読みました。

 

エコクイズで、エコに関する知識を高め、環境意識の向上を狙ったものです。

 

<順不同>

 

 

1.太陽光発電の導入量が最大の国は?

(質問)①「ドイツ」②「日本」③「中国」

(正解)2019年の世界の累積導入量の国別シェアは、中国約33% 米国約12% 日本約10% ドイツ約8%、正解は③の「中国」だという。

 

ところで、日本の電力のエネルギー別比率(2019年速報値)は、火力75% 再エネ18.5% 原発6.5%。再エネ18.5%の内訳は、太陽光7.4% 水力7.4% バイオ2.7% 風力0.76% 地熱0.24%です。

菅首相・小泉環境相は、再エネを先ず40%へ、さらに50~60%に挑戦(参考値)と言っていますが、まだまだですね。

 

2.家庭内で待機電力が大きいものは?

(質問)①テレビ ②冷暖房エアコン ③ガス温水器

(正解)5つの家庭用電気機器で待機電力の50%を占め、一位はガス温水器 二位はテレビ 三位は冷暖房エアコン、正解は③のガス温水器だという。意外でしたね。

 

一世帯の平均年間消費電力のうち約1/20が待機電力です。バカになりません。冷暖房エアコンはコンセントを入れっぱなしの家庭が多いですよ。使っていないのに電気料を取られています。

 

3.国内の家庭や店舗などから一年間に出るごみの量は一日一人当たりだと?

(質問)①約500g ②約1kg ③約3kg

(正解)一日一人当たり918g(2018年) 正解は②の約1kgだという。

ちなみに、島田市のそれは881gで、雑紙分別と生ごみの水分除去が課題です。

 

1kgと言えば、両手一杯くらいの量です。工夫して減らせませんかね!

 

4.「発電の安定性」で、他より劣る再生可能エネルギーは?

(質問)①水力 ②バイオマス ③太陽光

(正解)太陽光は天候で出力が変わり不安定、バイオマスは充分な素材(間伐材生ごみ・糞など)の確保が問題、水力は水さえ流れていれば一番安定的で、正解は③で太陽光が一番不安定だという。

 

ちなみに、島田市の主要用水路(幹線)には、物凄い勢いで豊富な水が流れており涸れたことはありません。非常に有望です!

 

5.伐採などにより1990年から25年間で消滅した世界の森林面積は?

(質問)①日本の国土と同じ ②日本の国土の3倍強 ③日本の国道の約10倍

(正解)世界の陸地面積の3割を占める森林が、地球温暖化や開発・開墾などの影響で少なくなっているという。25年間で日本の国土の3.4倍に当たる森林がなくなったという。正解は②の日本の国土の3倍強。

 

今回の調査では、自身の「エコ」への意識や関心が周りの人より高いか聞いたところ、「高いと思わない」656人で「思う」人の344人を倍近く上回ったという。

 

国民のエコへの関心度はまだまだですね。

 

菅首相が、「2050年までに温暖化ガス排出量を実質ゼロ」を打ち出しましたが、国民の意識改革による最大協力がなければ達成はできません。

 

いくらトップが声を上げても、国民が湯水のごとく無駄なエネルギーを使っていれば目標は絵にかいた餅です。

 

クイズに上がった項目以外に、ちょっと注意すれば無駄を防げること、勿体ないことがいっぱいあります。

 

みんなでもっともっとチエを出そう!