島田市の再エネ(太陽光・小水力発電)への期待

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

島田市静岡ガスと協定を締結し、学校など10ヶ所の公共施設に太陽光発電を設置するというニュースに接しました。

 

仕組みは、静岡ガスが発電施設を無償で設置して電力を供給し、太陽光で足りない分の電力は同社が供給するという一石二鳥のアイディア。

 

島田市で「望ましい環境像の実現」のため活動している、しまだ環境ひろばにとっても、グッドニュースであり、非常に嬉しいニュースです。

 

島田市では、公共施設は元より、市民や事業者にも再エネ利用の情報提供や設置に対する補助金を、毎年数十件交付するなど成果を上げています。

 

また、市内の豊富な水資源を活用した水力発電の導入についても検討を始めています。(令和2年度版 島田市環境報告書 67頁 参照)

 

現在、日本全体の電力総量の中で、再エネは18%強です。

 

大規模ダムによる水力発電8%を含んでいますので、太陽光・風力・小水力発電などは約10%でまだまだ少ない。

 

島田市は、一般住宅や事業者の社屋や学校など公共施設に太陽光発電の設置を進め、更に島田市には次のような再エネ発電所が稼働し今日に至っています。

 

 ■ 「ソーラーパークしまだ・太陽光発電 平成26年1月完成 出力1500㎾ 一般家庭約600世帯分

 ■ 「田代環境プラザ・廃棄物発電所平成18年3月完成 出力1990㎾ 一般家庭約2900世帯分

 ■ 「伊太発電所水力発電 平成25年6月完成 出力 800㎾ 一般家庭約300世帯分

 ■ 「細島発電所水力発電 平成28年4月完成 出力 54.7㎾ 一般家庭75世帯分

 

この他に、民間ですが、

 

 ■ 「特殊東海製紙赤松発電所水力発電 昭和32年完成 出力 6310㎾

 

定かな統計はありませんが、島田市は再エネ比率が30%位ではないか、富士市に次いでトップクラスを形成していると思われます。

 

世界には、電力消費の100%を再エネで賄っている自治体がかなりある。

 

日本でも、いくつかの村があると聞いています。

 

島田市も、2050年に向けて、「再エネ100%宣言」をしてもらいたい。

 

太陽光・大井川用水利用の小水力発電! 可能性は十分ある。