市内一斉・市民総出の「川ざらい」に出席、

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(4月10日 日 am)は、島田市内一斉の「川ざらい」に参加しました。

 

主催は島田市の環境課、自治会に実施計画を示し、自治会は隣組長経由住民に出動を要請し、今日は住民が一斉に出動、隣組に割り当てられた用水路に溜まった藻やヘドロを掻き出し、土のう袋に詰めて、ダンプに積み込み作業は一時間余りで終了。

 

大井川には殆ど水はなく、本流はダムから発電所へ、発電所からダムへと水は山の中のトンネルを流れており、最後のトンネルを基点に水は何本かの用水路に分岐されて、島田市内を網の目のごとく流れ下り、西は菊川・掛川方面へ、南は小笠・吉田・大井川町方面へ、東は藤枝・焼津方面まで伸びています。

 

多くの用水路は、農業用水として使われていますが、一方で生活排水処理水路でもあります。

 

島田市の公共下水道完備率は10%程度、合併処理浄化槽等を加えた生活用水処理率は7割弱で、約3割(屎尿は汲み取りで別に処理)は一般用水路を排水処理に使っていますので用水路はどうしても汚れます。

 

従って、島田市の「川ざらい」は年中行事で、一年に一回は欠かせません。

 

住民はこれを義務と捉え文句は出ませんが、中には市役所の仕事だと言い張る人がいます。

 

住民の義務と市役所の仕事を明快に説明するのは中々難しい。

 

しかしこれからの市政は、人口減・財政難は確実で、島田市では総合計画で「縮充政策」を打ち出しました。

 

品質を落さないで賢く縮小する!、そうしないと市政は回らなくなる。

 

市民でできることは市民でやる、みんなでチエを出して協力しあう。

 

今日出動した市民は、20,000人規模だろう。これだけの事業(イベント)を誰かに発注したら大変なお金だろう。

 

川ざらいで根付いた島田市の取組み、絆づくりはこれからも大事にして行きたいものだ。