協働・連携はなぜ根付かないのだろうか。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

しまだ環境ひろばは、環境の維持・保全を目的に活動している、市民団体です。

 

発足してから16年、島田市環境基本計画に書いた市民の取組みを、市民の先頭に立って先導してきたつもりですが、16年経ってその成果という面では非常に物足りない。

 

まだ終わったわけではないが、やりがい感、達成感、満足感、喜びを今一つ感じ得ない。

 

どうしてこういう状態なのだろうか。

 

回顧してみると、独りよがりであったかもしれない。

 

島田市環境基本計画書には、目指す ”望ましい環境像” が書いてあります。

 

行政も、自治会も、市民団体も、一般市民も、望ましい環境像の実現に向けて切磋琢磨

して行けば、それが達成できると思って頑張ってきました。

 

しかし、それは幻想であったと言わざるを得ない。

 

切磋琢磨というのは、聞こえは良いが非常にバラバラで非効率でした。

 

今思えば、望ましい環境像の実現は、全ての市民(行政・自治会・市民団体・一般市民)が、協働・連携してこそ、効率的に達成ができるものだと思う。

 

協働・連携という言葉は、環境基本計画の要所要所に強調されていますが、具体的には殆ど実行されていない。

 

うまく行かないのである。

 

達成=成果=喜び・達成感

 

一市民団体だけでは、なかなか目に見えた成果は上がらない。

 

成果が上がらなければ、そこにやりがい感、達成感、喜びがない。

 

そういう反省があって、成果を求めて、自治会の3役入り、他の市民団体の発起人や事務局入りをして、協働・連携を求めていますが、なかなかうまく行かない。

 

全国的にも、自治会と市民団体や、市民団体同志がうまく連携・協働して成功した例は、あまり聞こえてこない。

 

協働・連携をうまく進めるには、どうしたらよいのだろうか。

 

協働・連携は、小さなことを、具体的に進める中で、先ずは小さな成果を上げて、そこに喜びを共有化しなければ、「真の協働」は得られないと思うのだが。

 

殆どの関係者が、そこにまだ気づいていない。