市民団体の解散目立つ、協働の稀薄さも原因か。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

しまだ環境ひろばの周りの市民団体が次々と解散もしくは自然消滅しています。

 

環境課題の取組みで声を掛け合い、切磋琢磨してきた、「Sグループ」さん、「K市民くらぶ」さん、生ごみの堆肥化の「Bネットワーク」さん等々です。

 

みんな高齢者グループで、解散の要因は、高齢化・後継難・会員減少などが主な原因ですが、果たしてそれだけでしょうか。

 

解散後も殆どの人達は元気で、会の名前はなくなりましたが別な目的を持って友好を温めているようです。

 

例えば、「Bネットワーク」のみなさんは、手づくり味噌でつながり、しまだ環境ひろばが毎年開催をしている、「新春 手づくり味噌の体験会」に参加してもらっています。

 

その他にも、体験会に参加している団体は、元々は何らかの目的で活動していた団体が多く、今でも元気に絆を保っています。

 

なぜ解散や自然消滅するのでしょうか。

 

筆者は、直接的要因は高齢化や後継難にあると思いますが、行政や他の市民団体との連携・協働の稀薄さにあると見ています。

 

個々の市民団体単独の活動成果は非常に小さく、ある意味で自己満足の世界である。

 

目的達成のために、行政や他の市民団体と連携・協働して達成し、成果を上げた時の達成感・喜び・満足感は格別である。

 

常日頃からこうした連携・協働の関係にあれば、安易な解散や自然消滅はないだろう。

 

これまでの膨れ上がった過剰サービスを見直そうという雰囲気が出てきましたが、一般市民は何でも市に頼り、あてがいぶちに慣れ切っています。

 

一方行政も、「はい、できました。参加してください」と、市主導から抜け切れません。

 

もっと企画段階から同じテーブルに着いて、実行まで協働で行うようにならないものか。そうなれば解散などやっている暇はない。

 

昨日も、市のN振興課を訪問して、市民活動の「連携・協働」を求めました。

 

過日、K課を訪れ、課長・課長補佐さんと小一時間面談をし、「連携・協働」について話合いました。

 

市の各種基本計画には、「連携・協働」の文字が踊っていますが、まだ慣れないようで話合いは今一しっくりきませんが、元気な市民活動団体の解散とも無関係ではないようです。

 

人間、頼り頼られ、大事にされればやりがいを感じ、生活も充実し、活動をやめようとは思わないものです。

 

しまだ環境ひろばの活動は、いましばらく続けてみます。