NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
環境省は、去る4月に、我が国の2018年度 「温室効果ガス排出量」を発表しました。
発表の内容は、本日(5月22日)、静岡県地球温暖化防止活動センターさんから以下のように連絡がありました。
■ 2018年度の日本の
・温室効果ガス排出量は、12億4,000万t(CO2換算)
・2017年度の総排出量(12億9,100万t)と比較し、3.9%減
・2013年度(パリ協定の、日本の目標=2013年度比-26%の基準年)と比較し、
12.0%減
・総排出量は2014年度以降5年連続の減
(1990年度以降で最少、実質GDPあたりでは2013年度から6年連続の減)
とのこと。
前年度より減っている理由としては、
電力の低炭素化によるCO2排出量減少、省エネや暖冬等によりエネルギー消費量の減
少、などによるものとされています。
さらに、部門別のエネルギー起源CO2排出量(電気・熱配分後)は、
2017年度比で
★産業 -2.9%
★運輸 -1.4%
★業務その他 -6.6%
★家庭 -11.1%
2013年度比で
★産業 -14.0%
★運輸 -6.2%
★業務その他 -17.6%
★家庭 -20.3%
しまだ環境ひろばでは、産業界は温室効果ガス削減に非常に頑張っている中、家庭用の削減はなかなか進まず、展示会などで訴えてきましたが、今回の発表では家庭用の削減率が最も高く、喜びを分かち合いたい思います。
この傾向はこれからのトレンドになるだろうか。
産業界と比べたら温室効果ガスの量は少ないが、産業界を責める前に、家庭における削減のヒントはまだまだいっぱいあります。
■ テレビやエアコンや照明のつけっぱなし
■ トイレのウオッシュレットの、便座ヒーターや水温を必要以上に高く使用
■ 紙や布を平気で燃えるごみ袋に入れて焼却
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため打ち出された、「緊急事態宣言」は、日本の殆どの国民が、3密を守って70~80%の外出削減を実現し、このまま行けば日本人の結束力を世界に誇れます。
家庭部門の地球温暖化防止対策も、やればできる。
今、地球は、私たちの便利な生活で痛めつけられています。
できるところから、みんなでやって行こう。