NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー 担当」 と 「事務局」 です。
昨年末 (2015年末)、フランスのパリで 「第21回国連気候変動枠組み条約締約国会議 (COP21)」 による 「パリ協定」 が採択されました。
今回は、世界の大多数の国、196カ国・地域が参加し、協定の主な骨子は次の通り。
■ 産業革命前からの地球の平均気温の上昇を2度未満に抑えること。
■ 今世紀後半には、温暖化ガスの排出と吸収を均衡させること。
主要な国が、1025〜30年を目処に、掲げた温暖化ガス削減の目標は、
■ 米国が、2005年比、26〜28%減
■ 中国は、国内総生産当たりの排出量を2005年比、60〜65%減
■ 日本は、2013年比、26%減
先進国、新興国、発展途上国が、目標に向かって一緒に取り組む意義は大きなものがあります。
さて、昨日 (2月4日 金)、日本政府は、温暖化ガスを2030年に、2013年比26%減らすことを改めて確認し、各部門別の削減目標と、それぞれの削減技術 (原案) を纏めました。
■ 産業部門 2013年比 7%削減 (温暖化ガスの削減が一番進んでいた部門)
■ 企業のオフィス部門 40%削減
■ 家庭部門 39%削減
■ 運輸部門 28%削減
世界の各地で異常な気象や現象が起きており、温暖化ガスの排出量削減は待ったなしである。
今度こそ、全世界の国々が力を合わせて、目標に向かって突き進むことを心から望みたい。