新型コロナは、私たちの生活を大きく変えようとしている。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

しまだ環境ひろばは、平成15年、島田市環境基本計画」発令と機を同じくして発足した、環境活動市民団体です。

 

島田市環境基本計画に、「望ましい環境像の実現」と書き、具体的な市民の取組みを市民の先頭に立って活動しようと立ち上がりました。

 

あれからもう16年、一生懸命に頑張り、それなりの成果も残りましたが、世の中は基本的に変わっていません。

 

そういう中で、今回の新型コロナウイルス感染拡大は、私たちの生活を大きく変えようとしています。

 

自らは変えられなかったが、コロナウイルスという外敵によって変えられる変えざるを得ない環境になったと思います。

 

5月25日(月)の日経新聞朝刊 29頁 「日経未来会議」に、次のような記事が掲載されました。

 

■ 日経未来会議が、「新型コロナが私たちに突き付けているものは?」という課題を読者に質問をし、多数の投稿の中から、4つの意見を掲載しました。

 

■ 質問には、「時計の針を戻すのか、それとも進めるのか」と書いたとのことですが、投稿者の大半が過去を改め、よりよき社会の実現のための未来志向の考えを持っていたとのことである。自然環境対策、国際間の連携強化、公衆衛生の充実、IT(情報技術)、による社会変革、働き方、家族のあり方、地方創生などなど、「やり方を変える」覚悟を問う投稿であったという。

 

◆ アイディア1 持続的成長の契機

新型コロナの影響で企業活動が止まった結果、確実に改善したものがある。それは環境汚染の改善だ。経済がV字回復にならなくても、持続可能な社会の実現のために環境を意識した水準での回復を目指したらどうか。

 

◆ アイディア2 地方シフトのチャンス

新型コロナウイルスは、「都市化」の流れに疑問を投げかけているのではないか。「高齢化社会」にやさしい自然環境ではない。首都移転ではなく、機能分散で良いではないか。

 

◆ アイディア3 自由のもろさ

「自由は大事である」。現在のコロナ禍の下ではどうであろう。少し違う時代や場所に目を向ければ「自由」はそれほど絶対的、普遍的なものか。自由の本質をもっと論じる必要がある。

 

◆ アイディア4 社会問題は自分のこと

新型コロナが私たちに突き付けているもの、それは「社会問題を自分ごとにする」ことだ。環境問題、教育格差、進まない働き方改革など様々な社会問題がある。解決を後回しにしてきた社会問題も、新型コロナによって強制的に自分ごととなり、考えられなかったスピードで変革が着実に実行されつつある。

 

記事の事務局は、多くの犠牲が払われ続けている今回のコロナ禍、世界的危機の逆境をバネにヴィズ・コロナの世界を作り上げていきましょう。と結んでいます。

 

私たちは今、ここで立ち止まって良く考えて進むか、更に前進するのか、その決断を迫られています。

 

しまだ環境ひろばは、前者を支持致します。