しまだ環境ひろばが提唱する、小さな協働!
NPO法人 しまだ環境ひろば 「ごみ 担当」 と 「事務局」 です。
今日(7月1日 水)より、「全国一斉レジ袋の有料化」が始まりました。
スーパーやコンビニや、外食店など持ち帰りなどを含めて小売業の全ての事業者に義務化されます。
既に、多くの食品スーパーは実施済みですが、ホームセンターやコンビニが置き去りになっていました。
できなかった理由は、
■ マイバックを持参するクセがついていない。(客が手ぶらで買いに来る)
■ 自分の店だけが先行すれば、無償提供の店にお客を奪われる。
世界のプラごみの削減のうねりや、国に強制的に決めてもらわなければできない、自業界内ではとうとう最後までできず、外敵や国に決めてもらって漸く重い腰を上げたと言えます。
しまだ環境ひろばでは、もう10年前に「ごみ分科会」が中心になって、他の市民団体や行政や市内食品スーパーと協働して、レジ袋の有料化に漕ぎつけました。
当時、島田市内は、「B食品スーパー」さんが、市内に8店舗を構え占拠状態にあり、B社さんさえ承諾してもらえば実施できるという好条件にありました。
行政や市民団体がそこまで協力してくれるならと、B社さんが納得して開始、当時としては画期的な連携・協働でした。
しまだ環境ひろばは、「風呂敷講座」や「マイバックづくり教室」などを頻繁に開催して、マイバック持参率を80%以上に引き上げて、レジ袋有料化を支援しました。
マイバックづくり教室は数年続きました。
こんな成功事例があるのに、その後、「連携・協働」は進んでいない。
市民団体と言うと、一般的に何でも反対、抵抗のイメージが付きまとっています。
平成23年(2011年)の東日本大震災時の、一部市民団体による、「島田市のガレキ処理反対」のイメージが今尚強く残っています。
事業者さんは、市民団体と聞けば必ず身構えます。
多くの市民団体は、健全で、穏健です。
そして、建設的です。
今、地域には「レジ袋の有料化」のような課題がいっぱいです。
今朝のテレビで、亀岡市の「プラごみゼロクーポンキャンペーン」の活動が紹介されました。
市内のある居酒屋が、行政と協働して、マイバック、容器、フォークやスプーンなどを持参したお客に、市内の店で使えるクーポン券を進呈し、成功しているという。
しまだ環境ひろばが提唱している、行政・事業者さんとの連携・協働は、これです。
これこそ、「真の協働」 です。
なぜできないのか。協働が!
小さなことで良いのです。
提案市民や市民団体が、行政や事業者と一緒にテーブルに着いて、企画・実行・評価・見直しまで行い、市民にやりがい・達成感・満足感を植え付ける。
これぞ市民の、人材づくり、人づくりに通じます。
今日から、レジ袋有料化開始! 過去のマイバック持参運動を思い出し、改めて「真の協働」で、もう一度小さな協働に取組んでみたいと心新たにしました。