市民もやればできる、市民の自主性で!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

島田市には「環境条例」に基づいて策定した「環境基本計画」があります。

 

環境基本計画の中には、市のやること(市の施策)、市民の取組み、事業者の取組みが

ビッシリと書いてあります。

 

残念ながら、市民の取組みは、市の施策に協力する、参加する、努める、などなど消極的・受動的行動目標が多く市民の自主性が感じられません。

 

市民の取組みの中には、欲張る必要はないが、市民の自主・自立を期した活動がいくつかほしい。

 

人は、ただ与えられた目標に協力、参加、努力しただけでは、達成感・満足感・やりがいを感じません。

 

十数年も前のことですが、しまだ環境ひろばの「ごみ分科会」が、行政や市内食品スーパーと連携・協働してレジ袋の有料化を図るべく、「ふろしき講座」「マイバックづくり教室」を開講し、マイバック持参運動を強力に展開しました。

 

その結果、市内の食品スーパーに於けるマイバック持参率は80%を超え、全国のレジ袋有料化に10年も先駆けてこれを達成し現在も健在です。

 

これぞ、市民の力でできた快挙であり、市民でもやればできるということを実証した結果で、当時これに携わった関係者はさぞ達成感を味わったことでしょう。

 

あれ以降、市民・事業者・行政が連携・協働して成果を上げた例がありません。

 

環境基本計画にはたくさんの課題と目標が書いてありますが、残念ながら具体性がありません。

 

一例ですが、島田市の家庭ごみが減らない、減らないと言って、もう十数年過ぎています。

 

ごみの種類は、生ごみ・雑紙・プラスチック・布・雑草など、ごみを減らそうとしたらごみの種類別に、発生原因・発生理由を徹底的に洗い出し、一つひとつ解決して行かなければごみは減りません。

 

減らない理由を知っているのは「市民自身」です。

 

日常を良く知っている市民を一部集めて問題をあぶり出せば、必ず課題とその対策は見つかる。

 

要は、やる気があるかどうかだ。

 

こうして市民が自ら問題解決に立ち上がり、対策を立案し、目標を立て実行して成果を上げた時の達成感・満足感は図り知れません。

 

市長は、市民参加による人づくり(市民づくり)を所信表明しています。

 

人口減、財政難を乗り切って行くためには、市民の自主性(市民づくり)は非常に大事です。

 

今、「第三次 環境基本計画」を策定中ですが、欲張らなくても良いから市民の取組みの中に、市民が自ら動く目標を入れ、具体的に動くきっかけを作ってもらいたい。

 

市民は、やればできるのである。

 

しまだ環境ひろばは、具体的課題・目標づくりと実行を市民と一緒にやりたい。