何かが違う。私たちができることは。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(7月9日 木)、気象庁は今回の豪雨を、「令和2年7月豪雨」と名付けたという。

 

余程の事が無い限り、簡単に豪雨に名前は付かないものだが、ここ2~3年頻繁に特別の名前が付き始めました。

 

台風でもないのに、突風と豪雨が組み合わさって、河川の氾濫や土砂崩れにより家屋に大きな被害が出ています。

 

過去に記憶が無い大雨とか、聞いた事見た事もない豪雨だとか、その表現も変わってきました。

 

どうやら、これまでの基準や想定を超える気象になって来ているのではないか。

 

河川の護岸工事の基準や、地すべりが想定される山すその防護壁工事の基準、その他諸々の工事基準が、甘くなっていないか。

 

護岸工事や土砂崩れを防護した壁が、いとも簡単に崩れています。

 

工事基準の前に、これら基準を決めるための、降雨や風速や振動などの最大公約値の妥当性はどうか。(これには堪えられる最大公約値)

 

これらは、専門家の新しい判断を待つことになるが、昨今の異常気象はどう考えても、地球温暖化が想定以上のスピードで進行しているのではないかと思わせる変化があります。

 

私たちは、今、本当に便利な生活を享受しています。

 

便利な生活をするほど、地球を痛めつける度合いは進行しています。

 

少なくとも、便利過ぎること、そこまで贅沢にする必要はないことは、明日からやめる努力をしなければならない。

 

先進国の便利な生活を、発展途上国が後から追って来て、地球はどんどん疲弊しています。

 

今、COP(国連気候変動枠組み条約締約国会議)で、温室効果ガスの削減に向けて世界各国の交渉が進んでいますが、発展途上国は、地球温暖化は先進国がもたらしたものだ。発展途上国の排出量が高くなってきたからと言って私たちの責任ではない、と言って議論が纏まりません。

 

やはり、先進国から襟を正さなければ、地球温暖化は治らない。

 

そのためには、便利過ぎること、贅沢なことから先ずやめるべきです。

 

一人当たりの贅沢は小さくとも、それが纏まればとてつもない量となる。

 

すぐやめる候補は、私たちの生活の周りにいっぱいある。

 

 ■ 食べ物:食べ残さない・余分に作らない。

 ■ ごみ:レジ袋を貰わない(マイバックの持参)・燃やさない(分別)・ごみを作らない。

 ■ 節電:電灯、テレビ、エアコン等のつけっぱなし・便座の保温のつけっぱなし。

 ■ 車になるべく頼らない。

 

などなど、とにかく、一度自分の生活を見直してみよう。

 

一人ひとりがそれを積み上げれば、物凄い効果がでて来る。

 

先ずはやってみよう。