NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
全国的な傾向ですが、農家の高齢化・後継難で耕作放棄地が増えています。
しまだ環境ひろばでも、市や県に勧められて耕作放棄地を再生して、市民農園を運営・管理しています。
■ 御仮屋市民農園 約600坪(2,000㎡強)1区画約20㎡を41区画
1区画年間5,000円で市民に貸出
更に農家の依頼で、耕作放棄地3ヶ所を市民農園として維持管理しています。
■ 中溝町コミュニティ農園 約80坪(250㎡強)1区画7㎥を20区画
■ 伊太八幡宮西竹林を果樹園に樹種転換 約600坪(2,000㎡)
■ 伊太観音様奥竹林を梅林に再生 約200坪(650㎡強)
全国的傾向ですが、島田市でも農家の高齢化・後継難で山地や平地の耕作放棄地が、今でも増え続けています。
■ 行政も耕作放棄地の再生に頑張っていますが追いつきません。
■ 企業をリターヤーした元気な高齢者が、農家との口約束で農地を借りて農業に従事し、耕作放棄地の荒廃を防いでいます。しまだ環境ひろばの会員の中にもこうした担い手が2名います。
農家としても農地を手放したくないので、こうした担い手に託して一時しのぎをしていますが、最近この担い手もいなくなっています。
■ そこで住宅会社に手放したり、節税対策も兼ねて、農家が自らアパート経営に乗り出したりするケースが非常に増えています。
島田市の人口は、令和2年8月末で97,950人、2年前と比べて1,513人減少していますが、世帯数は何と1,097世帯も増えています。
明らかに核家族化しているわけですが、別な問題が発生しています。
■ 親が住んでいた古い空き家が異常に増えています。古い家に住みたくない。
■ 既存のアパートの空き室が目立ち始めました。
更に、アパート群が増え、自治会との付き合いに支障が出始めました。
■ 自治会組織の基本である隣組に加入したくない人が増えている。
■ 連番制で回ってくる自治会の役割を担いたくない。
農家の高齢化・後継難、そして農業の担い手の不足から、耕作放棄地の急増や宅地転用によるアパート群の急増、引いては自治会運営に支障が出るという問題が顕在化して来ました。
この問題は、地域にとっては放置できない重要な課題となりました。