「御仮屋市民農園」、農地バンク制度で更新

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨日は、しまだ環境ひろばが維持管理している「御仮屋市民農園の三回目の利用権設定更新(賃貸契約)手続きについて書きました。

 

静岡県では、「農地を貸したい人」と「農地を借りたい人」に、2つの事業を統合して新しく「農地バンク事業」を新設して便宜を図っています。

 

(1) 農地利用集積円滑化事業

(2) 農地バンク事業

 

農家の高齢化に伴う後継者難、それに伴う耕作放棄地の増加、一方農地を増やしたい・集約したい人、また農業を目指す若者への農地の提供などが目的です。

 

新しい「静岡県農地バンク」は、静岡県農業振興公社が担い、県の農林事務所・市町・JA・農業委員会が連携・協力しています。

 

しまだ環境ひろばの維持管理している「御仮屋市民農園」も2名の地主の田んぼで、農家の高齢化・後継難で、島田市が動いてしまだ環境ひろばに「市民農園化」を働きかけて実現したものです。

 

今回の三回目の契約更新は、静岡県農地バンク制度」で手続きしました。

 

当農園は、今年で丸10年目を迎え一般市民が約20数名参加し思い思いの野菜や穀物を栽培し、市民の拠り所になっています。

 

<御仮屋市民農園の概況>

 

 ■ 場所: 島田市御仮屋町8809-1(旧国道一号線 栃山橋を山側に曲がって直ぐ)

 ■ 広さ: 約600坪(約2,000㎡) 一区画 約6坪(約200㎡)を41区画あり

 ■ 参加料: 年5,000円(途中の場合は月割り計算)

 ■ まだ少し空きスペースあり。希望者は、0547-35-1814 担当 平間までお電話ください。

 

島田市耕作放棄地はそんなに目立ちませんが、前記のような「農地バンク制度」外で地域でまだ元気な高齢者や、会社をリターヤーした人が後継難の農家の依頼で引き継いで従事しているケースが非常に多い。

 

耕作放棄地予備軍がいっぱいありいずれ顕在化する。

 

農地の集積・集約化により、機械化による大規模化しかないのかもしれない。

 

しまだ環境ひろばの会員も歳をとり後継難に悩んでいます。

 

幸い2,000㎡という比較的広い農地ですので、集積・集約化の中で後継者を見つけていくことになります。