4ヵ所の市民農園を「主担当制」で運営

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

しまだ環境ひろばでは、4ヵ所の市民農園を維持管理していますが、長雨の後は猛暑到来、物凄い雑草と奮闘しています。

 

 ■ 伊太八幡宮西市民農園(放置竹林を樹種転換し果樹園に)

 ■ 伊太観音様奥市民農園(梅林に矢竹が侵入、皆伐して再度梅林に)

 ■ 中溝町コミュニティ農園(雑草化していた田んぼを市民農園に)

 ■ 御仮屋市民農園(雑草が背丈まで蔓延っていた雑草地を市民農園に)

 

4ヵ所とも開園以来10年を経過していますが、しまだ環境ひろばの会員の平均年齢が60歳代の時は、みんなで仲良く出動して草取り・草刈りを行って来ましたが、現在は農園毎に主担当を置いて基本的に管理を任せる方式(主担当制)に移行しています。

 

予算内の支出も基本的に一任。

 

ボランティア作業は、みんなで一斉に出動して作業が終わっても終わらなくても一斉に終了してきましたが、実はボランティア活動と言うのは非常に無責任になりがちです。

 

ボランティアの基本は「自己志願」であり、都合の良い人が都合のつく時間に出てきて時間が来れば解散する。

 

仕事の目的完遂や出来映え等の管理には向いていない仕組みなのです。

 

しかし、ボランティアだからと言って、仕事の完遂(期限・納期)と出来映え(品質)はおろそかにはできません。

 

もしおろそかにした場合は見放され淘汰されます。

 

世の中に必要のない組織と看做されます。

 

それでは、ボランティア活動の納期(期限)と出来映え(品質)はどう保たれているかと言えば、役員クラスが不足を補填しているのです。

 

役員クラスはこれを犠牲とは思わず、綻びをカバーしているのです。

 

しまだ環境ひろばもこのような状態に陥りましたが、更に一歩進めて「仕事別主担当制」に移行しもう数年経っています。

 

多少の違いはありますが、4ヵ所のどの農園もきれいに管理され「主担当制」は機能しています。

 

管理について余分な口出しは基本的にしません。

 

人間、任せられればやります。

 

また個人や小人数の方が仕事は捗ります。

 

納期がある場合を除いて、特別いつまでにやらなけらばならない期限があるわけではないので気持ちも楽になりますが、結果はオーライです。

 

今のところ会員の誰からも「主担当制」に文句は出ていませんが、仕事に意見や注文を付けたい時もあると思うが、それができないのが難点です。

 

但し、自分もその仕事の「主担当」になりたければ現主担当と相談していつでもなれることになっています。

 

また別な仕事で「主担当」になりたければ、いつでも申し出して主担当になれる道は用意されていますが、期待すれども中々出て来ません。

 

意見や要望は言うけれども、手が動かない人が多い。

 

ボランティア団体は、悩みながら試行錯誤しています。