しまだ環境ひろばの「主担当制」の評価

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

暑さと雨が断続的にやって来て、お蔭で水まきは不要で大助かりであるが、採っても・刈っても雑草だけは伸び苦労しています。

 

一週間で元の状態に戻ってしまいます。

 

しまだ環境ひろばでは、4ヵ所耕作放棄地を再生して市民農園を開設し、維持管理しています。

 

 ■ 御仮屋市民農園:約600坪・一般市民20数名が参加し野菜や穀物を栽培

 ■ 中溝町コミュニティ農園:約80坪・一般市民4名が参加し野菜や穀物を栽培

 ■ 伊太八幡宮西農園(果樹園):約600坪・一般市民と一緒に柚子の収穫を実施

 ■ 伊太観音様奥農園(梅林):約300坪・一般市民と一緒に梅の収穫を実施

 

しまだ環境ひろばでは、「主担当制」を採用して4つの農園にそれぞれ担当者を張り付け、草取り・草刈りは担当者に一任しています。

 

御仮屋農園と中溝町コミュニティ農園は、「市民農園」であるので、市民としまだ環境ひろばの役割分担及び約束事は次のようになっています。

 

 ◆ 市民が借りた部分は市民が責任を持って草取り・草刈り等維持管理する。通路は隣の借り手と打合せして決める。

 ◆ 管理道・駐車場・畦・土手など共用区域は、しまだ環境ひろばの担当とする。

 ◆ 農薬は原則として使わない。

 

伊太八幡宮西農園と伊太観音様奥農園は、一般市民は栽培に参加していないので、維持管理は全てしまだ環境ひろばの役割です。

 

会の設立からづっと、作業は会員の一斉出動(スケジュールを決めて全員一斉に出動)でやって来ましたが、これを止めて「主担当制」に切り替えています。

 

主担当制とは、

 

 *基本的に決められた分野とその仕事を任せる制度で、他の人は口出ししない。

 *主担当者は、責任を持って維持管理(出来映え・納期の維持)する。

 *主担当は複数人でも良く、その仕事を希望する会員は申し出て主担当になることができる。

 

なぜ主担当制にしたかというと、ボランティアの弊害が出て、仕事の品質(出来映え・期限)を確保することができなくなってしまった。

 

 ※ ボランティアとは、人から強要されてやるものではなく、自ら志願してやるものです。会の都合よりも自己都合が優先するので、会の品質(出来映え・納期)を保てなくなり、結局一人の人に負荷が集中し出しました。

 

市民活動は、みんなで一緒に、連携・協働が原則ですが、仕事の品質確保ができなければ会の存続ができません。

 

4ヵ所の主担当者は、自分なりのスケジュールで出動して、維持管理をしています。

 

中溝町コミュニティ農園は、筆者が主担当なので、このところ殆ど毎日草取りに出動、一昨日・昨日(8月25日 木 am)は、農園とは別に農機具小屋用に借りている数坪の空き地の草取りを行いました。

 

草枯し剤(農薬)を使おうとする地主の意向を断りましたので、小さな空き地ですがしぶとい雑草が蔓延り、もう数日かかっていますが、漸く取り終えました。

 

主担当制は、市民活動にはそぐわない形態ですが、4ヵ所の農園はそれなりに管理されて機能していますが、主担当者以外とのコミュニケーションの稀薄に悩んでいます。

 

農園を使って、会員と一般市民が一緒になって開催するイベントも少なくなってきました。

 

悩む今日この頃です。