「島田市消防団広報誌 20号」を見て!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今月、島田市消防団広報誌」隣組回覧に乗って全戸に配布されました。

 

島田市の消防体制は、平成28年に広域化静岡市島田市牧之原市・吉田町・川根本町)し、それまでの4つの消防本部静岡市島田市牧之原市・吉田町)が統合されて静岡市消防局となって今日に至っています。

 

島田市消防団その指揮下に入り、島田市4方面16分団に分けて、現在781名(内女性は10名)で組織化されています。

 

島田市消防団は、火災発生時は消防局からの火災発生メールを受け、火災発生場所毎に決められた分団が出動し、火災現場の消防署の本部の横に消防団の本部を設置し、消防署の指揮に従って消火活動を行うことや、訓練等種々の活動が当広報誌で紹介されています。

 

消防団広報誌は平成25年1月が初版で今回が20号、年2回発行され、活動紹介や隊員募集の機能を果しています。

 

筆者が地元自治会で役員を担ってきた時もそうですが、地元自治会から消防団隊員がたった1名しか出ていないことが問題となりましたが、今もその状況は変わっていないようです。

 

島田市全体でも、消防隊員の減少傾向に歯止めがかからないことが大問題になっていますが、重要な任務であり根本的に対策を打つ必要性がありそうだ。

 

消防体制の中で、消防団隊員のやりがい・達成感の向上や待遇改善を図る必要がある。

 

無報酬に近い、ボランティア的発想では無理がある。

 

企業や団体の協力、例えば消防団への2年出向制度や、消防団経験者の地域での評価向上など社会制度の確立も必要だろう。

 

また今、自治会では昔は活発であった、「子供会」・「青年団」・「女性部」の活動の後退が大きな課題になっています。

 

特に「青年団」は、殆どの自治会から消えてなくなってしまいました。

 

消防団隊員は青年団母体になって、そこから志願したり、推薦されたりして出て来る、そういう土壌づくりが先決ではないか。

 

地域のお祭りや行事も少なくなる傾向があり、その世話役も高齢者集団になっていますが世代交代・若人の加入が必要です。

 

消防団隊員の増強は、地域の足元の見直しからやらないと復活は難しいと思われます。

 

島田市の消防体制には、静岡市消防局(島田市消防署)・島田市消防団に加えて、自治会毎に「自主防災会」があり、この自主防災会の機能とそれに伴う組織の見直しも必要である。

 

消防団隊員の志願・推薦と、自治会自主防災会は無関係ではない。