NHKテレビ「ゆる ブラック企業」を見て!
NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
今朝(7月31日 日)午前7:00のNHK1チャンネル番組 おはよう日本で「ゆる ブラック企業」の紹介をしていました。
社員を叱咤激励、社員の人権を無視してこき使うブラック企業を指し、そういう企業は世の中から退場させられています。
しかし最近、働く環境は良くなってきたが、反面「働きがい」が欠如して来たという人が企業の中で増えて来たという。
仕事は就業時間内に!残業はやらない!有給休暇の強制的取得などなど働く環境改善は進んだが、もうちょっと時間をかければ完成した、もっと良い仕事ができたという不満足感が出て来たという。
ゆるい環境は整ったが、本来人間が持っている達成感、満足感、やりがい感を無視したやり方の修正を求められているという。
少しニュアンスは違うが、筆者も会社をリタイヤ―して地域社会に飛び込み、市民活動を始めて15年経ちましたが、最近とみに地域という社会は、市民の使い方がうまくないと思う。
市政は、選挙によって市長を選び、選ばれた市長は人(行政)・金・物を使って公約を果して行く、そこに、市民(個人・市民団体)が連携・協力して行く仕組みです。
健全な?市民環境活動(しまだ環境ひろば)に携わって15年、市政と一緒になって何かを成し遂げたという記憶、実感があまりないのです。
勿論、ごみの減量活動(生ごみの堆肥化・先進都市の視察・市民体験会等々)、森づくり(放置竹林皆伐・樹種転換等々)、耕作放棄の再生(市民農園化)、地球温暖化防止活動(くらし・環境展連続出展)、市民環境塾開講などなど活発な活動を展開して来た中での感想です。
従って、達成感・満足感・やりがいもあまり感じていない。
恐らく筆者だけではなく、会員全員の思いでしょう。
褒めてもらう必要はないが、たまには「ご苦労さま」の一言が欲しいね、の感想を良く聞く。
過日、消費者活動を先導して来た某団体の会長が、解散のあいさつに市の所轄課に出向いたところ、「あっ、そう」の一言だったと嘆いていましたが、行政側にも市民団体側にも一緒に苦労したという感覚が無いようです。
一生懸命活動している市民団体は、当然意見や主張は持っています。けむったいのは分かりますが、それ以上に大切なのは「仕事の成果」であり、その結果の「やりがい」・「達成感」・「満足感」なのです。
市民に、これが無い市政は不幸だと思います。
人・金・物を持っているのは市と、それを託す市民(個人・市民団体)は、目的を共有し、やり方はいろいろあっても最後は「連携・協働」しなければ成果は出ないと思う。
過日、市長と面談した時、これを強く伝えましたが分かってくれただろうか。
要は、「連携・協働」しなければ、働く環境は良くなっても、真のやりがい・達成感・満足感・喜びは出て来ません。
喜びを共有した市の成果は倍増することでしょう。