「市民環境保全活動」の円満な引継ぎを望む。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

しまだ環境ひろばは、年度制(当年4月1日より翌年3月31日まで)をとっていますのであと一週間余りで令和3年度(2021年度)が終了となります。

 

令和3年度の事業報告と令和4年度の事業計画に取り組んでいます。

 

島田市には環境条例があり、条例には市長に「環境基本計画の策定と発令」を命じています。

 

しまだ環境ひろばは、第一次環境基本計画策定時に市長が集めた「市民環境百人会議」を母体として結成した会で、計画に書いた「市民の取組み」を市民の先頭に立って実行することを目的としています。

 

NPO法人ですので会には定款(一般的には会則)があります。

 

この法人は、環境問題を地域から解決していくため、島田市や周辺地域の市民や事業者に対して、豊かな水を活かし、みどりあふれるまち・ごみのないまち・自然エネルギーいっぱいのまち・健康な食文化を育むまちなど、望ましい環境像の実現をするための事業を行い、これをベースにして、地球環境の改善に寄与することを目的とする。

 

と記されています。

 

環境基本計画は、「第一次環境基本計画(10年計画=平成15年4月~平成25年3月まで)」が終わり、現在「第二次環境基本計画(再10年計画=平成25年4月~令和5年3月まで)の最終年を迎えようとしています。

 

しまだ環境ひろばも、第一次環境基本計画と機を同じくして設立以来、今年度は18年目、4月以降の新年度は丸19年目となります。

 

環境基本計画に書いた市民の取組みを市民の先頭に立って精一杯実行してきたつもりですが、やり残している活動、成果のでなかった活動もいっぱいあります。

 

18年が経って、会員の高齢化・減少・後継難に見舞われ活動力も下降線上にあり、行政各課にも後継について相談をしている段階です。

 

周りを見渡せば、会員の高齢化・減少・後継難はしまだ環境ひろばだけではなく、多くの市民環境団体が解散・自然消滅しその数は大きく減っています。

 

誰か後継がいないかと見渡してもいません。

 

今、行政は、「第三次 環境基本計画」を市民を集めて検討・策定中です。

 

この中に書かれる「市民の取組み」は、市民の先頭に立って誰がやるのか。やるのは市民と言っても、市民はやる気になっているのか?

 

第一次環境基本計画発令時に、「しまだ環境ひろば」を作ったように、市民の先頭に立って活動する新しい市民グループをつくる必要性を強く感じます。

 

しまだ環境ひろばは、当該団体に「活動と資産」を継承したい。

 

しまだ環境ひろばの会員の平均年齢は75歳を超えましたが、まだ元気な人もいるので運営は若人に任せますが、現場には残りノウハウの引継ぎをしたい。

 

市民における環境保全という任務は、それなりに目覚めた市民が先頭に立って引っ張らないと、計画の達成はおぼつかない。

 

市民のやることはいっぱいある。

 

事業者も行政も頑張るが、市民も自立して頑張らないと地球温暖化防止もSDGs(持続可能な開発目標)も達成はできない。

 

是非とも、令和4年度(あと1年)までに、市民環境活動の円満な引継ぎを完了したい。