NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
島田市では現在、一般市民を公募の上で27名を選別して環境市民会議を組織化し、「第三次 環境基本計画」の策定作業を進めています。
これから、市民アンケート、団体・企業ヒアリング、パブリックコメント、環境審議会を経て令和5年3月発令を予定しています。
さて18年前、市民が100人公募されて「環境百人会議」を組織して検討・策定され、平成15年(2003年)3月、「第一次環境基本計画」を発令、使命を終えた環境百人会議は一旦解散しました。
環境基本計画には、市民・市民グループ・事業者・行政の取組みがたくさん書かれましたが、市民・市民グループの取組みは誰がやるのか、笑い話のようだが周りを見渡したらやる市民がいない。そこで市民グループ「しまだ環境ひろば」が結成されたものです。
書いただけでは絵に書いた餅である。
今回の、「第三次環境基本計画」にも、市民の取組みがたくさん書かれるが、恐らく市民の先頭に立って実行する市民がいない。
第一次環境基本計画時の「しまだ環境ひろば」の活動は、5つの分科会「水とみどり・ごみ・エネルギーと交通・食生活・環境教育)の活動は凄まじく、それぞれが切磋琢磨していました。
しまだ環境ひろばの周りにも、50団体を超える市民環境活動団体が次々と生まれました。
あれから18年、今はどうでしょう。
しまだ環境ひろばも、高齢化・会員減少・後継難で活動力の低下は否めません。
50もあった市民環境活動団体は、残っているのは半分以下でしょう。
第二次環境基本計画時は、まだ第一次環境基本計画を実行して行く市民活動団体が残っていましたが、もう数も力も残っていません。
今回、第三次環境基本計画発令時には、市民の先頭に立って活動できる団体やその活動力を明確にすべきです。
明確にできなければ、第一次と同様に実行部隊(しまだ環境ひろばのように環境活動専門部隊)をつくるべきです。
しまだ環境ひろばは、当時の行政の2つの支援で設立されました。
■ 事務所の開設
■ 2つの任務を与え委託費が支払われた。
◆ 市民環境塾の開催業務
◆ 市民の取組みの進行管理(市民団体の取り纏め)
市民活動団体は、自然に生まれ育つものか、それとも育てるものか、筆者は両方だと確信します。
少なくとも、新しい環境基本計画を発令する時には、それを実行する団体の誕生のきっかけは行政が作るべきです。
既に筆者の思いは伝えました。