NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
一口に環境と言っても、環境問題は実に広い。
今、国連では、温暖化対策を議論するための、「気候行動サミット」が、ニューヨークで開催されています。
温暖化ガス削減問題は、広い環境問題の全てに関わる大問題です。
その広い環境問題を、島田市は、「環境基本計画」 に全て織り込みました。
去る平成13年4月(2001年)、「島田市環境基本計画」を策定のため、市民を100人公募して、「市民環境100人会議」 を組織しました。
その後、「環境基本計画」が完成し、平成15年3月(2003年)に、「第一次 島田市環境基本計画」 を発令しました。
「市民環境100人会議」は、使命を終えて解散し、改めて平成15年8月、市民環境活動団体 「しまだ環境ひろば」 となって設立されたものです。
何故、市民活動団体を結成したかと言えば、今から思えば笑い話ですが、「環境基本計画」に書いた、市民の取組みを実行する市民が見当たらなかったことです。
ただ書いただけでは、何の役にも立ちません。
100人会議が自ら書いた ”市民の取組み” を、市民の先頭に立って実行しようということでした。
環境問題は広い! 最初は数十人いた会員を5つの分科会に分け、十数人づつ希望する分科会に割り振られました。
■ 水とみどり分科会 ■ ごみ分科会 ■ エネルギー まちと交通分科会
■ 食生活分科会 ■ 環境教育分科会
結成から数年は、各分科会とも切磋琢磨、実に活動は活発でした。
ところが、良く言えば分科会ごとの路線の違い、悪く言えば権力闘争だった。
分科会が分裂し、残ったのは一番会員数の多かった、「水とみどり分科会」だけが、
しまだ環境ひろばに残り、あとの分科会は、全て退会しました。
争いをした当事者たちも全て退会して行きました。
会は、環境基本計画に書いた市民の取組みを、市民の先頭に立って活動するという使命を負っていましたので、已む無く、水とみどり分科会から他の分科会に、3~4人づつ配分して態勢を再編成し、再スタートを切りました。
結成以来15年、紆余屈折はありましたが、頑張ってきました。
森づくりも・耕作放棄地の再生・レジ袋の有料化・家庭ごみの削減・再エネ創出活動・
省エネ、温暖化防止活動・伝統食の継承・市民環境教育などなど、いろいろなイベントを開催しながら、市民の環境意識の醸成に努めて来ました。
ただ、残念ながら、市民の生活を大きく変えたという域までは達していません。
どれか一つに絞る手もありました。
あれから15年、会員数は現在14名、高齢化と後継難に遭遇していますが、これからもできる範囲の活動をやって行くことを申合せしています。
第一次環境基本計画(10年計画)も終わり、島田市は現在、「島田市第二次基本計画(次の10年計画)」 の6年目に入っています。
しまだ環境ひろばも、島田市の環境基本計画も、もう16年を経過しています。
どんな結果をもたらしているのだろうか。
伝統ある、「しまだ環境ひろば」 を、若い世代に是非引き継ぎたいと、機会あるごとに話を掛けている今日この頃です。