気象庁発表の今夏の気候と節電対策

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今朝のテレビ各社は、気象庁が取りまとめた今年6~8月のこの夏の気候について一斉に報じました。

 

これによると、今夏の日本の平均気温は平年を0.91度上回り、1890年に統計を取り始めて以来2010年に次いで2番目に高かったという。

 

また、この夏の日本近海の平均海面水温は、平年より0.8度高く、統計を取り始めた1982年以降で、2001年と2016年と並んで最も高くなったという。

 

日中はまだまだ残暑が厳しい毎日ですが、朝夕はすっかり涼しく、季節は初秋へと変化しています。

 

今夏は早くから電力事情の逼迫が予想され、計画停電の予告や企業や家庭に対する「節電・省エネ」のお願いが電力会社や政府からなされましたが、どうやらさしたる影響もなく乗り切れたようです。

 

ロシアによるウクライナへの軍事進攻を契機に、世界的にエネルギー需要が逼迫し、球温暖化による気候変動と相俟って、これからも計画停電や節電は避けられないと思われます。

 

今夏は何とか乗り切ったとして今後も当分の間、世界の国々の重要課題で継続していくことは間違いない。

 

国や地方自治体の悲壮感に比べて、私たち一般国民の環境意識は非常に低い。

 

ごみすら減らそうとせず、コスト高で地球を汚し続ける化石燃料を燃やし続けているのです。

 

私たち国民にできることは小さいが、その積み重ねが山を動かせるのです。

 

一人ひとりの行動が大切なのです。

 

今夏の節電を振り返って来年の夏に備えましょう。

 

参考になるかどうか分かりませんが、筆者宅のこの夏の節電対策を紹介します。

 

 ■ 南側の窓辺には「きゅうりとクリトリアのグリーンカーテンを植栽しました。

 ■ 冷房は一部屋に限定し、家族(二人)は、なるべく一緒の部屋で過ごしました。

   使っていない部屋の照明は消灯。

 ■ 冷房は屋内気温に対し2度低く設定、平均設定温度は29度、風速は自動、風向きは下向きで十分な体感温度を保ち快適でした。

 ■ 冷房時は外気温の取り込みを遮断(暗くならない程度にカーテンを閉める)することに努めました。室温が28度以下なら扇風機を優先使用。

 ■ エアコンの室外機には直射日光遮断カバーを取り付けています。

 ■ 使っていない部屋や使っていない電気器具は、ブレーカを落しました。

 ■ トイレの便座はOFFに,便座には布カバーを掛けています。

 ■ お風呂・給湯を含めてオール電化(石油は一切使わない)で一ヶ月あたりの電気代は非常に安い。

 ■ 節電対策ではありませんが、生ごみは堆肥化雑紙は分別、雑草や剪定枝もなるべく堆肥化、自家菜園で野菜・穀物栽培地産地消など。

 

電気代を切り詰めているという感覚はありません。従って卑屈になることもありません。普通に暮して、普段の生活の中に溶け込ましているだけです。

 

あまりやり過ぎると卑屈になりますので自然流で世の中に貢献して行きましょう。