NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
今日(4月21日 金 am)は、「生活情報交換会 4月例会」に参加しました。
※ 生活情報交換会とは、某企業を定年退職した同期クラスの数人が、これから迎える第二の人生を有意義に過ごそうと、お互いの情報を交換したりたまには有識者の良い話を聴こうと立ち上げた会です。
静岡市のアイセル21(婦人会館)に拠点を置いて、原則として毎月第三金曜日朝10時から講演会を開催して、今回で148回を数えています。
今では、会員は某企業の枠を外れて輪が広がり、会員数は数十人規模へ、今日の出席者は32名でした。
演題は「花・人・心」と題して、講師は(株)村松園芸 社長 村松 文彦 氏でした。
村松さんは、用意した映像が施設側のパソコン・プロジェクターとうまく繋がらない中で、直ぐに諦めて機転を利かせて話始めました。
村松さんは、父親が花屋をやってはいたが無関心で、演劇を志したが肝心の声が出ず、絵も志したが、そんな中でアメリカで花屋で働いてきた時、花を贈ることの楽しさを悟り、花の文化の素晴らしさを感じ、これから花で生きて行こうと決意したという。
カリフォルニアで開催されていた「花のオリンピック」に魅せられ、日本ジャパンカップに4年間挑戦し、日本代表になってオリンピックで何とか6位入賞を目指し、何んと第7回ワールドカップで優勝を果たした。
これまでの日本の成績は23位であったので快挙であった。
海外の真似をしては勝てない。日本人の個性を出すべく、三大流派の「池坊」・「草月流」・「小原流」も勉強し参考にした。
花によって世界中どこにも行ける。オランダ、トルコ、シリア等々、いろいろ経験もした。
アルゼンチン・南アフリカ・ケニア・コロンビア、言葉は分からないが、花は言葉はいらない!
この間、中国も、韓国も、タイも物凄く変わった。
48カ国を回って花の素晴らしさを伝承して来たとのこと。
国内でも、いろいろな学校、東京・椿山荘での漆器の展示会、橿原神宮献花祭、各地の花博等々のフラワーデザインを手掛けてきたという。
村松さんは講演の最後に、持参した「カーネーション」「バラ」「カスミソウ」「アマリリス」「ダリア」等、十種類余の花々を順次丸く丸くなるように束ね、下枝を切って揃え、生産者の縛り方でしっかりと締めて、贈り物用の花束をアッと言う間に作り上げました。
これらの花は総じて静岡県産の花ですと言って、今日の参加者の一人にプレゼント!
最後に村松さんは、モットーである「花は言葉を必要としない世界の共通言語、花を通じて地球上の人たちが一つになれたら」と言って講演を締めました。
村松さん、今日はフラワーデザインの世界の紹介、ありがとうございました。
今日の聴講者はこの世界のことを始めて知ってみんな感動しました。
お疲れ様でした。