しまだ環境ひろばの20年間を振り返っています。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

しまだ環境ひろば 設立20周年を記念して「活動展示ギャラリー」を企画し、20年間の歴史を振り返っています。

 

20年前(平成15年=2003年)、「第一次島田市環境基本計画」が発令されました。

 

 ※ 本基本計画の策定に当たり、「市民環境百人会議」が構成され、策定が終わって一旦解散しましたが、改めて結成されたのが「しまだ環境ひろば」です。しまだ環境ひろばは、計画に書いた市民の取り組みを実行するために結成した会です。

 

基本計画には、基本理念として、すべての市民は、人類の存続の基盤である限りある環境が将来にわたって適切に維持され、人と自然が共生できるような多様な自然環境を、体系的に保全及び創造をしなければならない。

 

すべての市民は、地球環境の保全が自らの課題であることを認識し、環境への負荷の少ない持続的な発展が可能な社会の構築を目的とした取り組みを、自主的かつ積極的に行わなければならない。と書いてあります。

 

更に環境への取り組みの視点として、環境問題を考えるにあたって、一人ひとりが重視すべき5つの視点を示しています。

 

 1.循環を基調とする持続可能な社会への転換を目指せ。

 2.地域を越え、流域全体の発展を視野に入れた取り組みを目指せ。

 3.経済優先から、経済と環境の両立を目指せ。

 4.環境への取り組みを一部の市民からすべての市民への拡大を目指せ。

 5.市が主導する市民参加から主体的な市民参加を目指せ。

 

そうして環境分野を5つ(水とみどり・ごみ・エネルギー・食生活・環境教育)に大別して、望ましい環境像と、基本目標と、実現のための取り組みを、市民・市民グループ・事業者・市別に整然と書いてあります。

 

中身を詳細に見ると、20年を経過した今読んでも新鮮であり流石、市民環境百人会議(平成13年4月結成)で2年間も揉んだ価値ある計画です。先人に対して改めて敬意を表したい。

 

ただ残念なことに、今日現在でも殆どの計画が道半ばであり愕然とするが、それだけ環境保全問題は奥が深いということか。

 

しまだ環境ひろばも、20年間もひたすら取り組んできましたが、一体今まで何をして来たんだろう。成果が非常に乏しい。

 

20周年にあたり、これまでの活動を振り返っています。

 

来る11月5日(日)~18日(土)の2週間、地域交流センター歩歩路の回廊を貸切って「しまだ環境ひろば 設立20周年活動展示ギャラリー」を開催しこれまでの活動の報告をします。

 

市民のみなさん、是非見に来てください。環境保全活動の進み具合を見て頂きこれからの市民活動を改めて考えて見ましょう。